monokann

物事を考え、新しい「1」を創り出す

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上海"ドミノマンション" / 倒れそうに立ち並ぶ住まい / 固定されたイメージの外へ

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「ドミノマンション」と勝手に名付けたのです。

  

 

「中国」のイメージについて

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「中国」という国に対しての日本のイメージはまだまだよくない。黄砂がどうだとか、爆買いしにくるとか、性格が雑で荒っぽいとか色々あるのだろう。しかし、そのイメージもテレビやメディアから流されるニュースを聴き続けているうちに、潜在的に"嫌なもの"というカテゴライズが行われてしまったからではないかと思う。専門家ならまだしも一般の人々が日々そういった中国人のよくないイメージを聞かされると、人は頭の中で構築した勝手な想像をして、実際に行ったこともない国のことについて話ができてしまう。日本に住んでいても色々な性格の人間がいるのに、中国なんてもっとも人口の多い国に一概にイメージ通りの人が何人いるのだろうか。きっと一度中国に行ってみるだけで、そんなイメージは変わることだろう。

 

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monokannが中国に行ったのは2016年ごろのことだ。当時働いていた会社の関係で、2度中国を訪れることになった。初めは自分の中に不思議な固定概念があり、行くことに不安がなかったと言えば嘘になる。中国人はどんな人種なのだろう。日本人にどんな印象を持っているのだろう。GoogleやSNSなどが使えず、全て中国内で完結しているってどういうことだ?想像をしてもわからないことだらけだった。しかし、行ってみるとなんや都会的。行ったのは上海だったけれど、まだまだ発展している都市という印象が残った。ビルは立ち並び、中心地には見慣れた無印良品の大きな店舗や高級ホテルなど多く立ち並んでいた。また、関わった方々は対応も優しくとても協力的だった。人に触れることでやっとその国のことがわかるなといつも思う。もちろん驚いたこともあって、混雑時の車の渋滞はすごく、クラクションが鳴り響く中での我先にと行こうとする精神は、「絶対自分ではこの都市で運転できないな。」と笑って諦められたこともあった。

 

ドミノマンションというマンション群 

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そんな中で、空港から上海の街を行き来する間に見上げていたのが多くのマンション群だった。それも同じ形のマンションは近くに密集して立ち並んでいる。ハンターハンターを読んでいた方なら、幻影旅団のコルトピが「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」を使ってマンションをコピーしたような感じを想像してもらえるといいだろう。本当に同じ形をしている。もし一棟倒れてしまったら、全てが倒れてしまうほど、近く、そして高くそびえ立っている。「まるでドミノみたいだ。」と自然と発していた言葉がこれだった。だから、このような中国のマンション群を「ドミノマンション」と呼ぶことにした。

 

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では、あれだけ広大な土地がある中国で、なぜ"横"ではなくて"縦"に住居を伸ばすのか?そんな疑問を考えていて、一つ思ったのは「土地代が高いのではないか?」ということだった。近年、上海の街の物価は高騰していて、2LDKで30万、40万が普通になっているらしい。だから、土地代をかけずに、縦に伸ばすことで住む人を増やし、家賃を徴収する流れになっているのではないか?この圧倒的な迫力は、実に奇怪。

 

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仕事を終えて帰る時、担当してくれていた運転手さんに「空港に向かう前に行きたいとところがある。」と伝えて行かせてもらった場所があった。それが「浦東凌空農芸大観園(Shanghai Pudong Lingkong AgricGardening Co,Ltd.)」。ただ、車は近くまでしか行けず、少し歩いて行かないといけない場所だったので、下ろしてもらってトコトコ歩いて行った。途中の道は、「少し街を離れるとこんな生活がまだまだあるんだな。」とドミノマンションとは対照的な生活様式が広がっていた。中国には、monokannが思うよりももっと大きい所得の差があるんじゃないかと感じることができた瞬間だった。

 

 

イメージを壊すには、そこに飛び込んでしまうのが一番早い。仕事だって旅行だって恋だって。それでやっと自分の肌で感じることができて、自分の言葉が湧いてくるのだと思う。中国の他の地もちゃんと巡ってみよう。もちろん北朝鮮とかも行ってみて、見えていない部分を見ていくのもいいだろう。

 

 

今いる場所から一歩枠を飛び出て。

 

 

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伝わるものと伝わらないものと 9

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人生は・・・

  

 

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人生は

 

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カエルに聞こう

 

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かにくぼ公園(字余り)

 

 

 かにくぼ公園

 住所:東京都大田区北嶺町16番13号

  (Google map

 

 

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本町児童公園 in 大田区 / 近すぎる子鹿とダックスフント / 便利さと離れる心の距離

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一言言いたい、「近すぎない?」。

  

 

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東京都大田区というのは意外に広い。そしてよく見るといびつな形をしているのである。北は大森、南は六郷土手、西は多摩川や田園調布、そして東は世界の入り口"羽田空港"だったりするわけだ。先日、大田区公式キャラクター"はねぴょん"のことも書いたけれど、日本の窓口であることも主張している。

 

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そんな大田区の「大田区立 本町児童公園」に訪れた。開設は1971年(昭和46年)と割と古い。京急本線の大森海岸駅と平和島駅のちょうど間ぐらいに位置し、住宅街の中にある小さな公園だ。こういうなんてことない場所にこそ、普段見れないような極上の公園遊具があったりするのである。すでにこの時点で、奇怪な物にお気付きの方もいるだろう。

「大田区立 本町児童公園」

 〒143-0011

 東京都大田区大森本町1丁目9−16

 (Google map

 

 

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それがこれだ!

 

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冒頭でも申し上げたが、改めて・・・「近すぎでしょ!」

 

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右から見ても近い。

 

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左から見ても近い。もうとにかく近い。これでもかというぐらい近い。そもそも公園遊具なのかも危うい。右側は犬(ダックスフント)だろう。では左はなんだ?子ヒツジか子ヤギか、はたまた子うまか、とても微妙な線を付いてくる。大田区の都市基盤整備部の方にお話を聞くとこちらは「鹿」とのこと。いったいどうしてこんなに近い位置に置かれてしまったのだろう。

その情報は当時の担当者の方がおらず出てこなかったのだが、いくつか想像してみる。

1, 大田区がこの2匹をもらってしまい泣く泣くここに置いた

その際、「ではいったいこの公園のどこに置いた方がいいか?」を考えた時、あまり設置の費用と固定の関係上、かなり近くに置かざるを得なかったのではないか。

2,  大田区の担当部署の方がゴリ押した

大田区の公園課の担当部署は「都市基盤整備部 地域基盤整備第一課」の方だろう。その担当者が滑り台・砂場などを作ったが、何か物足りない?動物を置いた方がいいんじゃないか?といった思考になり、たまたま担当者の実家が奈良県出身か牧場の家系で、子鹿を飼っていて、ついでに世間ではダックスフントが流行り始めてもいたので、じゃあその二匹にしようと考えた。だから、この公園にどこか後付け感がある感じで置かれているのではないだろうか。

みたいな感じだろうか。想像すると尽きない。

 

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その他の遊具や広場、手書き調の注意事項など、なんだか悲しさと寂しさを感じる。

 

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最後に反対からも。なんだかんだかわいいからよしとしよう。

 

 

"人と人の距離"っていうのは都心で暮らしているとドンドン離れていく一方な気がする。それは心の距離というのか、寂しさというのかわからない。例えば誰かが自分に近づいて来た時に近いことに抵抗を感じる。「関わらないでほしい。自分のことなんてわからないくせに。ある程度の関係さえあればいいじゃないか」なんていう声が聞こえてきそうな態度が見受けられる。電話ができてポケベルができて携帯電話ができてSNSができてネットで連絡が取れて、時代と共にコミュニケーションはスピーディかつ気軽になってきている。ただ、その分、人の心は一人になってしまっているのではないだろうか。我慢のような「待てる力」みたいなものが弱くなってきてしまっているように感じる。家にいるのも一人、電車などの移動中も一人。誰かの人生を覗けるようになったからこそ、余計に一人を感じる。「自分はどうだろう?幸せだろうか?」

 

 

もしかしたらそんな時代の行く末を危惧して、子鹿とダックスフントの公園遊具作られたのかもしれない。それが3番目の想像だ。パーソナルスペースなるものを少しでも許容することができれば、新しい人との関わり合いができる。

 

 

そんな未来でありたい。

 

 

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*引用・参考

大田区ホームページ:区の組織・業務・窓口案内

・大田区都市基盤整備部 地域基盤整備第一課 ご担当者様

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"箱崎ジャンクション"という分岐点 / 圧巻な存在の裏にある苦労 / 繋げてくれる人のいる意味

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自動車の分岐点に君臨する圧巻の存在、それがJCT(ジャンクション)。

  

 

 

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ジュースでもお菓子でも、それこそ自動車や冷蔵庫だって、作る人がいて売る人がいる。これは大手メーカーさんでも小さなケーキ屋さんでも同じように役割を置いて日々一つ一つの商品や製品を販売しているだろう。けれど、作る人と売る人というのはなかなかうまく行かないもので、大抵対立する。もうこれは人間の種類的な問題で、技術者と営業職という二つの違う立場の人がいれば、考え方もこだわりも見ている世界も全く違ってくる。monokannも元々メーカーさんで働いていたこともあり、痛いほど体験した。技術者はとにかくこだわる。設計や構成段階から自分たちの技術を踏んだんに組み込み、リリースのために試作品やβ版を作る。一方で営業職は向き合うのは対お客様。お客様が何を求め、どういう機能や特徴があればその商品を買ってくれるのかリサーチして提案し会話をしていく。商品を見ている技術者とお客様を見ている営業職。どっちも大事でどっちも捨てられない目線。だからこそ対立する。その折り合いやニーズをどこまで満たすのか(満たせるのか)、技術者と営業職で話をしていく。これを1人でやっている人も世の中にいるのだからすごいな、本当に思う。

 

 

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しかし、やっぱり真逆の存在では話が通じない時に間に入る中間的な存在が必要な時もある。これは世の中的には代理店業というかコンサルタントというか相談役というか製品保証役というか、はたまた愚痴を聞いてくれる人みたいな立ち位置など、色々あるのだろう。その中間的な存在はどちらの目線や知識も必要になるし、どちらの足りないところ、どちらの生かすべきところが見えていないといけないし、それを翻訳して伝えることが必要となる。「支える」みたいな言い方が正しいのだろうか。技術者は自分で物を作るし、営業職は自分で物を売ってくる中で、中間的な人は、実際「自分で何かをしたぞ!」という実感は少なくなる立ち位置だろう。けれどそこにやりがいや誰かを繋ぐということをしている人たちも、もっと評価されて信頼されて喜びを分かち合える存在であってほしいと思う。

  

 

 
 
 
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「働くこと/休むこと」 歳を重ねていくというのは、より深みが増していき魅力的になっていくことなんだと思っていますが、逆にあまりに体にムチを打ち過ぎると、ガタが来るというのも深く認識しています。それは、人間と同じく、物にも当てはまることです。 例えば、建造物。 首都高の1日平均交通量は90万台以上と言われ、毎日大小様々な自動車が迷路のような道をハイスピードで走っています。"箱崎ジャンクション"は、首都高の心臓部に位置し、まるで血管のように入り組んだ道路の上で、自動車という血液を様々な方向へ流しています。しかし、そんな箱崎JCTも、今や40年以上が経過した年配建造物の一つ。毎日毎日、それだけ多くの自動車を走らせていれば、疲れが来るのも当たり前。だから専門家(医者)による治療が建設業界では行われています。 渋滞が大変とか、迷路みたいでわかりづらいなど言うのもしょうがない。しかし、年月を重ねたダイナミックで幾何学的な景観と、毎日働いている という事実に、少しでも気を配ることができれば、明日の運転も少し気持ちが晴れるはず。 #箱崎JCT #JCT #首都高 #道路 #road #tokyo #construction #civil #technical #japan #life #history #奇怪な物を見に行こう

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高速道路にあるジャンクションだってそんな存在なのかなって思う。どこどこからどこどこに行きたい人を繋ぐ場所だし、背中を押して「いってらっしゃい」を言ってくれる場所。ジャンクションというのは建設期間が本当に長いから、そこに存在しているだけで、多くの人々の努力や苦労がにじみ出ているように感じる。圧倒的な存在ながら、実はその裏に人々の姿があることを忘れないようにしたい。

 

 

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働き始めてからだけど、世の中には本当にいろんな人がいていろんな人の掛け合わせでできているなって感じている。ましてや、会社や部署が別れていることも面白く、その人の技能やポテンシャルを見て、技術・営業・管理・総務・経理などがある。人それぞれに役割って置かれているし、会社ってその縮図だなって思うわけだ。

 

 

そもそも振り返ってみても、幼稚園や小学生のクラスからそんな兆しはあって、リーダー的な学級委員Mくんだとか、数字に強いYさんがいたり、盛り上げ役のTくんがいたり、美人系のOさんがいたりと、結局小さな会社やチームもどきなことをやり続けていたのだろう。そんな時もきっと通訳的なAさんとかいたんじゃないかな。

 

 

作れる人も良さを伝えられる人も、人を繋ぐことができる人も、みんないて世界なのだろう。

 

 

だからきっとおもしろい。

 

 

 

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丸広百貨店"わんぱくランド"に行ってみよ / 世代を超えて楽しむ屋上遊園地 / わんぱくという自然体で遊ぶこと

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関東もう一つの遊び場。青空の先へ。

  

 

前回、かまたえんの"幸せの観覧車"について書いた。もしかしたら無駄なことが、無駄ではなく必要なことなんじゃないかという思いが今も並列している。関東に2つという屋上観覧車、東京/蒲田のかまたえんがその一つ。そして、もう一つが埼玉/川越のわんぱくランド。兄弟というか親戚のような存在にもしっかり会っておこう。

 

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"わんぱく"という言葉がある。漢字では腕白と書き、元をたどると関白がなまったらしい。辞書では、わんぱく=「子供がいたずらで言うことをきかないこと。活発に動き回ったり、わるさをしたりすること。また、その子供。」という意味を指す。活発に動き回っている子が全てわるさをするかというと半信半疑だが、わかりやすくいうとドラえもんのジャイアンみたいな子を指すのだろう。イメージ的にわんぱくって少し古くさい言葉のように感じるから、やんちゃとかの言葉の方が馴染み深いように感じる。ちょっとワルさをするくらいが子供らしいから、そんな自然体でいる姿のことを言うのだろうか。そう思うと、わんぱくって言うのは特に子供も大人も関係ないのかもしれない。純粋無垢な気持ちが大人にも残っているのなら、それもわんぱくと言うのかな。 

 

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1957年、川越に登場した丸広百貨店、その屋上に「わんぱくランド」は存在する。クレアモールと言う通りがあり、その中央部あたりにあるので、行った際はとてもわかりやすいと思う。ナムコが運営していることもあり、中には、ゲームセンター、モノレール、飛行機、観覧車から、各有名キャラクターの遊具など、わんぱくな子供がだいたい好きだろう物がこれでもかと置いてある。

  

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子供の元気の源みたいなものはいったいどこから来るのだろう。責任もなく、課題もない。今目の前の瞬間を感じて、吸収することに全てを注ぎそれが許される。肩の荷が少ないことが、彼ら彼女らに羽を生えさせるのかもしれない。大人になると感じる必要のない責任まで感じなくてはいけなかったり、でも実はそんなに大人じゃなかったりするから飛べなくなってくるのだろう。わんぱくランドで遊んでいる少年少女たちは今目の前のことにとくかく真剣で、新しい世界を見るような輝いた目をしていた。

 

 
 
 
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「わんぱく小僧は昔も今も」 屋上観覧車は、盛んだった昭和の雰囲気は薄れ、今では閉園が相次いでいます。今日本で残るは、少し前に紹介した蒲田「蒲田東急プラザ・かまたえん」、そして川越は「百貨店丸広・わんぱくランド」の2つのみとなりました。今回は川越のお話。 1957年(昭和32年)に創業した丸広は、わんぱくランドを昭和43年に設立しました。少年ジャンプの創刊年です。実際に行ってみると、室内には現代的なゲームセンターがあったり、室外には観覧車やモノレール、飛行機などがあったりと遊園地感が満載でした。またナムコが経営していることもあってか、アンパンマンやドラえもんなど、馴染み深いキャラクターの乗り物も多く、色々な世代の人が楽しめる感じがしました。 少し辺りを見ていると、一人の男の子が、ゲーセンで遊んだ後に飛行機に乗りに行きました。なんだか「昔と今が繋がった」ように感じ、とても温かな気持ちになれました。ぜひ文化財などの価値ある物として今後も残っていってほしいなと思うばかりです。 http://iko-yo.net/facilities/4396 #埼玉 #川越 #クレアモール #丸広 #わんぱくランド #わんぱくホイール #屋上遊園地 #屋上観覧車 #namco #ferriswheel #amusement #japan #kawagoe #奇怪な物を見に行こう

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実はわんぱくランドに行ったのはもう2年弱も前のことにもなる。当時、monokannは川越近辺で働いていたこともあったので、百貨店の上にある楽しそうな空間が気になってしょうがなかったのだ。Instagramにその時思ったことを書いた。そして、やっとここにまとめようと思ったのである。「かんらんしゃ - わんぱくホイール -」は、一回300円。ただ嬉しいことにいこーよのサイトにて割引クーポンもあるのでぜひ活用したい。また、誕生日の平日は無料で乗れちゃったり、女性や冷え性の方の為にブランケットがあったりと、様々な配慮もされていることも嬉しいことだ。晴れれば、青空の彼方に富士山が見えたり、乗って楽しく見ても楽しい観覧車になっている。

 

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そしてこれはかなりあるあるなのだが、たいがい屋上には小さな神社がある。色々なデパートや百貨店の屋上にいける際はぜひ神社を探してみてほしい。この民部稲荷神社は、現在川越八幡宮の境内に民部稲荷(相撲稲荷)と言う足腰健康の神様が祀られているので、丸広にも小さな神社を設けたのだろう。その物語を記す。

 

「民部稲荷の由来」郷土研究家 岡村一郎氏寄稿

 昔、多摩郡八王子在の寺の小僧が毎晩西の方、七、八町先にある民部様のお座敷に遊びに出かけた。その方角はどこまでも山つづきでお屋敷などないのに変だと思った住職は、その民部様を一度この寺にお連れ申せと小僧に命じた。やがて民部は駕籠(かご)に乗り十二、三人の供を連れてやってきた。よもやまの話の末、民部がしきりに相撲自慢をするので住職もそれなら寺の坊主たちと民部の若党たちと相撲を取らせようということになった。さてやってみると民部側はみな小兵なのに滅法強く、寺の坊主たちは惨々に打ち負かされたが翌くる日みると相撲をとった跡に赤い毛や白い毛がたくさん散らばっていた。

 こうして正体を見破られた民部狐はもはや人界の交わりを適わぬため東北の方十里ばかりの入間郡川越の梵人山(ぼんしんやま)に移ることになった。そして訪ねてきた寺の小僧に涙ながらに別れを告げ、お礼だと行って盆の上に山のように積んだ小判を差し出した。

 これが、もと梵心町(現在新富町二丁目)にあった民部稲荷の伝説で、昔からこのお稲様を信仰すれば必ずお金持になるといわれまた打身挫きにも霊験あらたかで、お礼には相撲の絵馬をあげる習わしであった。この由緒あるお稲荷様の新社殿造営を機会に地域自治体と丸広百貨店が相談のうえ丸広百貨店屋上に御遷座申し上げ、家内安全、商売繁盛のお稲荷様として末長く奉祀することとなった。

  

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帰り際、屋上遊園地の奥に少し広いスペースがあったので、のぞいてみることにした。するとそこでは少女と鳩がイリュージョンでもするかのように、少女は踊り、鳩は少し飛んでは休んでいた(少女から逃げていただけ)。こうやって自然体で自分を表現することも一つのわんぱくなのかもしれない。

 

圧力やプレッシャーばかりの毎日から少し羽を伸ばして、子供の目線に合わせてみるように世界の見方を変えることできれば、大人もわんぱくになれるんじゃないないかな。

 

 

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*引用・参考

丸広百貨店川越店 - Wikipedia

丸広百貨店わんぱくランド | 子供とお出かけ情報「いこーよ」

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かまたえん"幸せの観覧車" / 京急プラザ蒲田50周年の歴史 / 日常にちょっとしたファンタジーを

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日常の中にファンタジーを。屋上に観覧車のある風景。

  

 

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日常というのは、つまらないと思うと極度につまらなくなるものだとたまに思う。その感じは、外的要因なのか内的要因なのかはわからないけれど、なんだかつまらないのだ。世の中には、食べるものがなく飢餓に苦しむ人もいれば、お金に困らず裕福に暮らす人もいる。もちろん9-17時で定時で働く人もいればプライベートを失うぐらい1週間ずっと働いている人もいるし、もちろん子供を育ている人もいれば、ジェンダーの異なる人もいる。いろんな人がいることはわかっているけれど、自分は誰かではなく誰かになれるわけでもなく、自分はここにしかいない中で、世の中に頼ったり、世の中のせいにしながら、なぜかわからないつまらなさを感じてしまう時がある。そんな時、最近は「ファンタジー要素が自分の中に足りないのではないか?」と思うようになってきた。どこかで人が死に、大統領が過激発言をし、脱税が行われ、景気が上がらないと言う。満員電車に押しつぶされ、子供は泣き止まず、誰かが誰かの愚痴を言う。現実世界を目の当たりにしすぎて、自分の中の楽しい要素みたいな物がなくなってきている。それがきっとファンタジー不足だろう。ハリポッターでダンブルドアは言っている。「それは君の頭の中で起きていることだ。しかし、どうしてそれが現実ではないと言い切れるんだ?」と。

 

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かと言って、ディズニーランドに行くとかユニバーサルスタジオジャパンに行くとか、そんな世界観に浸ることまでは必要としていない。ちょっと楽しい気持ちに、ちょっと嬉しい気持ちにしてくれたらそれで良い。昭和のころ、屋上観覧車というのがよく見られた。デパートの屋上に観覧車や小さな遊園地があり、買い物ついでに子供も大人もワクワクを感じていた時代があった。けれど、時代は過ぎ去って、昨今は関東の屋上観覧車は2つまで減った。一つが埼玉・川越の「大丸百貨店わんぱくランド」、そしてもう一つが東京・蒲田の「屋上かまたえん」だ。

 

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かまたえんの屋上観覧車の始まりは、1968年にまでさかのぼる。初代の観覧車「お城観覧車」が1989年まで稼働していた。そして老朽化や時代の移り変わりもあり1989年から2代目「グレ太の観覧車 フラワーホイール」が稼働となった。フラワーホイールは初代からデザインも一新され、中央の花びらから蕾が周りを囲む華やかな見た目となった。2014年3月に一時閉鎖となったが、蒲田の住民の温かな声もあり、2014年10月から3代目「幸せの観覧車」が稼働し、現在に至る。すでに50年をすぎた歴史。初代の時に子供だった方は、おじいちゃんになり、お父さんだった方はおおおじいちゃんになっている時間が過ぎた。そして過去を振り返りながら、新しい蕾となる子供たちが新しく幸せの観覧車と出会うことになる。

 

京急プラザ蒲田では50周年を祝い、LOVE KAMATA PROJECTというプロジェクトを打ち上げており、特別ショートムービー「観覧車の下で会いましょう -人生は観覧車のよう-」も公開された。内容はなんとも言えないB級感は否めないが、かまたえんや商店街などを舞台に、蒲田への愛を感じる内容となっている。最後のエンディングではスキマスイッチや秦基博さんも参加する福耳「八月の夢」が使われ、過去の蒲田の写真と共に時間の移り変わりを感じながら感傷に浸ることができた。

 

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それでは観覧車に乗りながら、蒲田の街を眺めながら、時代の移り変わりと、日常のファンタジーを感じていこう。

 

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最適化をかけていく、無駄を無くしていく、経済的に効果のあるものを優先していく。そんな世の中になっているように感じるけれど、今後、「無駄が必要になっていく世の中」になっていくのではないかとも思っている。観覧車は必要か?屋上遊園地は必要か?必要と無駄を考えていくときっとどれも無駄だと考えられてしまうのかもしれないけれど、その無駄がきっと必要で、その無駄が文化や歴史を作っていることがあるんだと思う。楽しいと思うこと、嬉しいと思うこと、そのきっかけを与えくれる存在がなくならないことを。

 

ずっと続いていってほしい。

 

 

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*引用・参考

屋上かまたえん|東急プラザ蒲田 | 東急プラザ

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伝わるものと伝わらないものと 8

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彼女は、

 

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孤独か、

 

 

 

 

孤独と思った時が孤独なのかな

 

 

 

 

題:夏の終り(1991年) 作:𠮷野毅

 

 

 

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大平和祈念塔の存在感 / 知らない場所での出会いと祖母との思い出 / 人生は芸術だというOnly1の考え

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大阪という第2の故郷を思い返すと、祖母との思い出だったりする。

  

 

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両親の実家が大阪ということもあり、昔から大阪には馴染みがあった。毎年夏には大阪の両方の祖父祖母のお家を訪れ、外に出かけ、たこ焼きやうどんを食べて、道頓堀を歩き、買い物をして、プールで遊び、公園をママチャリで探検していた。ただ、気づけば瞬く間に時間は経っていて、そんな記憶も思い出に変わってゆき、毎年訪れていた大阪も少し遠い存在にもなっていた。数年前には父方の祖父祖母が亡くなったことも考えると、確実に互いに歳を取り時間が経過していることにも気づく。

 

ふとiphoneの写真を振り返っていると、大平和祈念塔(通称PLの塔)が現れた。正式名称は「超宗派万国戦争犠牲者慰霊 大平和祈念塔」。パーフェクトリバティー教団が建立した塔で、これまで戦争で亡くなった方を慰霊するためと平和を祈るという目的がある塔である。1970年(昭和45年)8月に落成、高さは180メートル。周辺は高いタワーがないため、住宅街の中で急に異質な形のものが佇む姿を見ると、ワクワク感とともに若干の恐怖も覚える存在。特に教団に関与しているわけではないが、それはまだ元気に暮らしている祖母と一緒に行った一つの思い出の場所でもある。

 

母方の祖父祖母のお家に久々にお邪魔した時のこと、祖母がふと僕に相談をしてきた。「最近木を切ったり、雑草を切る時に腰を曲げるのが大変やねん。この前近所の人にな〜立ちながらでも下の草を狩れたりできる道具があるって聞いてな。それ一緒に買いに行ってくれる?」ということだった。特にすることもなかったし、祖母孝行も必要だと思い、「いいよ」という二つ返事で了承をしたのである。この時期の僕はちょうど「#奇怪な物を見に行こう」というシリーズを始めようと思いついた時ぐらいで、大阪に来たのも太陽の塔や難波八坂神社などに行くためでもあった。だから行ったことがないところには何かあるんじゃないかという欲が出始めていた時でもある。祖母の車で運転は僕がして祖母は助手席につき車は進み始めた。そして大きなホームセンターがあったのが富田林というPLの塔がある地で、コメリやコーナンを目指したのである。

 

祖母と家族のこと、会社のこと、祖父との昔のことなど、知っていることも知らないことも話しながら知らない街をカーナビを確認しながら運転していた。30分ぐらい運転し始めた時だろうか、視界の中に異様な塔が現れた。それがPLの塔だった。ゾクゾクした、やっぱり知らない場所にも思いもよらぬ物があるって予想が当たり世界が広がった気がしたからだ。すぐに祖母に相談をした。「あれ見に行ってもいい?」祖母は「ずっとここらへんに住んでいるけど、私も行ったことないねんな。初めて行くわ。」と。先にホームセンターにいき、色々物色をして、お目当の物を購入できたようで満足気な祖母。よかったよかった。

 

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こちらはただ見学に来ていたまったく知らないおじさんである。

 

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天に一本指を立てている人がモチーフになっているというPLの塔。ウルトラマンの世界があればこんな感じかもしれないし、宇宙人が来たら仲間意識みたいなものも根付きそうなフォルムである。PL教団は「人生は芸術である」という教えを説いており、どんな些細な人生の瞬間もその人にとっての芸術であるという意味合いが込められている。このことからも、一人一人が主役であり、一人一人を気にかけ目を向ける考えが根付いているのだろう。No.1にならなくてもいい、元々特別なOnly1ということだろうか。

 

ネットやソーシャル社会もみんなに気に入られたいという欲望がはびこっている現代。でも集団は1の集まりであるように、一人一人の関係値を気づいていくにはとてもエネルギーが必要になる。1人を存外に扱えば、みんなに嫌われてしまうというのもまた真理。そして、その1人ともいつさよならを言えずにさよならになるかもわからない。まずは近い人にやさしく、そしてその1を繋いでいこう。そんなことを考えていると、また大阪に行きたくなってきた。

 

 

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*引用・参考

パーフェクト リバティー教団(Church of Perfect Liberty)

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堀之内芝原公園 in 八王子 / "はにわの軍団"現る / 土地の歴史と古墳の形と深まる謎

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ひょっこり現れた"はにわの軍団"現るの巻。

  

 

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東京都八王子市。この日は朝からあいにくの土砂降りだったが、昼過ぎから肉厚の雲を残しながらも雨も上がり始めた。異様な奇妙な感覚を残しつつ、たどり着いたのが「堀之内芝原公園(東京都八王子市堀之内2丁目8)」。入り口には平成8年4月の文字がある。

ありがたいことに"八王子市まちなみ整備部公園課T氏"に話を聞かせてもらえた。なんでも堀之内芝原公園は、東京都多摩都市整備本部南多摩区画整理事務所が区画整理事業で整備した公園で、平成8年4月1日に八王子市に移管されたとのこと。

つまり、元々は八王子市のものではなく、1整備事務所が管理していた公園が時代とともに所有する区画を整理する中で、エリアとして八王子市に預けた方がいいという配慮で移管に至ったのだろう。

 

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そんな堀之内芝原公園で一番気になるのがはにわの軍団だ。

 

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白い柵に円形の黒丸が2つと、楕円形の黒丸が1つに描かれて、はにわの顔を表現している。両腕のように見える銀の半円2つがよりはにわとしての人形感を出している。

 

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「全部で何隊あるんだろう?」という疑問が浮かんだので、これはmonokannの使命なのではないかと思い、数えてみることにした。その正解は最後に。。。

 

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はにわくん達の顔をよく見てみるとそれぞれが微妙に違っていることに気づいた。遊園地やキャラクターショップで人形を買うときに「微妙に表情が違う!」と何十分も悩んでしまうのと同じだ。この顔は一本ずつ人の手で塗っているのだろうか。雨によってはにわくん達も濡れているので、なんだか近くに寄りすぎて冷や汗をかいているようだ。

 

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また興味深いのははにわの後ろに見える点線だ。この点線が一体何を表しているのかわからないが、はにわとはにわを繋ぎながら、途中にある小山と連携するように、公園の周りにある。魔法陣か何かか。 

 

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それではいざ公園の中に入っていこう。はにわと同じぐらい興味深いのは公園の形が古墳のようになっていることだ。はにわと古墳。堀之内芝原公園の地の歴史に関係あるのだろうか。

 

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 photo: http://mapps.gsi.go.jp/contentsImageDisplay.do?specificationId=71165&isDetail=false

国土地理院のサイトで、昭和の空中写真を見てみた。公園整備される前により歴史がわかるか期待したが、明確な歴史の後は見られなかった。"八王子市まちなみ整備部公園課T氏"にも歴史を質問させて頂いたのだが、明確な情報は見つからなかったとのこと。しかし、東京都立埋蔵文化財調査センター(多摩市落合1-14-2)という場所に何かしらの手がかりがあるのではと教えてくれたので、別の機会に行ってみよう。 

 

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古墳状の丘から眺める多摩ニュータウンの景色を見るのも、なんだか通な気がする。

 

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もちろん公園として遊具もある。唯一の遊具がターザンロープ。もっとあるだろう!とツッコミたくなるが、そんなところも好きだ。

 

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最後のはにわくん達の軍団。この10体を合わせると、今まで何体のはにわくんがいたかわかっただろうか。

 

答えは、51体!

 

10本ずつのロットで発注かと思っていたら予想外に1本余って51本。また期待を裏切ってくる。

 

詳細を調べてまた謎が深まってしまったが、土地の歴史を生かした公園というは全国にたくさんある。どの時代になっても、歴史を忘れないというのは本当に大事なことだと、歳を重ねるごとにわかってくる。"八王子市まちなみ整備部公園課T氏"に「なぜこういった凝った公園が数多くあるのでしょうか?」という質問をしてみると、「大体がバブルなど景気がよかった時に作られた公園なんです。」という回答が返ってきた。逆にそのツケが今回ってきており、八王子市には930ほどの公園があるらしいのだが、その維持管理に費用がかかり問題にもなっているらしい。見て遊んで楽しんでいる一般市民とは裏腹に、自体は緊迫の状態に差し迫っているのかもしれない。公園遊具や備品、その土地も大切に使うことが大切だ。

 

 

 

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*引用・参考

堀之内芝原公園|八王子市公式ホームページ

東京都埋蔵文化財センター

事業概要 (東京都多摩都市整備本部南多摩区画整理事務所): 1900|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

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文京区「大塚公園」 / ルネサンスと仏教の異色のコラボ / 憩いの場所でそれぞれの時間

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いろいろ混じるから、いろいろ良かったり。

  

 

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ブラタモリという番組があるが、そろそろ「公園探訪」なんて番組もあったらいいんじゃないかと考えている。自分で色々なことができる世の中なので自分で作っていってもいいかもしれない。公園遊具好きや公園の歴史に詳しい人や市区町村の公園課の人など呼んだら面白くなりそうだ。今回は、先週Lambで使っているベースのメンテも兼ねて文京区に行ったので、「文京区立大塚公園」に行ってきたことについて。

 住所:東京都文京区大塚4-49

 map: Google マップ

 

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大塚公園はイタリアを感じさせる情景が広がることが特徴だろう。春日通りに面して西口にはアダムとイブのイブ像がお出迎え。右手には禁断の果実を持っている。2人が果実を食べなかったら今頃僕らは違う生活をしていたのだろうか、ドラえもんの映画でのび太がアダムとイブについて怒っていたことを思い出した。

 

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公園の中を踏み入れるとまず目に止まるのは露壇だ。以下、文京区役所の言葉を引用する。日常的な公園の中にふとルネサンス式テラスがあるなんて、少年少女たちがどう感じるんだろう。ただの遊び道具かな。

露壇(Terrace)

 「露壇」とは、テラスのことです。16世紀から17世紀のイタリアでは、地球買いに面した丘陵地に裕福な市民のビラ(別荘)が多く作られました。そこでは斜面を階段状に造成した土地に、カスケード(水階段)やテラス(露壇)で結んだ庭を造り、下方に広がる風景を庭の一部に取り入れる(借景)という、独特の庭園様式が発達し、「イタリア・ルネサンス式」又は「露壇式」と呼ばれています。文京区の公園では、大塚公園の他、元町公園(昭和5年開園)にも同様のデザインがみられます。

 この露壇は昭和3年に造られ、長い年月の間に老朽化が進みましたが、平成元年(1989年)、開園当時の姿に復元しました。

文京区役所

 

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露壇の反対側には階段が続き、バルコニーから広場を見渡せるようになっている。世界観がすごい、優雅だ。

 

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そこから時計回りに公園を回っていこう。

大塚公園で何より感動したのがこの子である。きのこの山を感じさせる傘の下で休憩したり雨宿りができる。ここまで完璧なフォルムに出会えたことが感動でしかない。これはぜひ見に行く価値があるとオススメしておこう。100点!!

 

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その次に見えてくるのは、ん???

 

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突然のお地蔵さんの列である。ルネサンスからの仏教。すでにコンセプトはブレブレな気がするけれど、そんなことはいいのだろう。

 

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でも夜にお地蔵さん達の前を通ることはかなり怖いよね。この奥にはホームレスの女性が座っているので、念の為補足。

 

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文京区も推しているのが大噴水。水が出る時は、シャンパングラスのような中央部から水が出て美しいようだ。今は秋〜冬になってしまったので止まっているのかな、それとも話によると噴水は維持管理がたいへんで、年で数百万〜数千万円かかるという。噴水はバブル期の遺産かお荷物か。

 

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広場以外にも普通の公園遊具もある。

 

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これは初めて見た滑り台。坂・すべり台・階段と全てがコンクリートの無機質感がたまらない。

 

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もちろんちょっと休めるテーブルやベンチもある。お弁当やお菓子なども食べられそうだ。

 

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先日風邪を引いたのだけれど、この子の大胆さを見て「負けたな」って勝手な敗北感を味わっていた。上裸で手を頭の後ろに付け、太陽を浴びるように少し斜め上を見つめる意志の強さ。全てにおいて負けている気がした。

 

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そして、上裸少年は広場を見守っているんだから、さらにすごいやつだよ、キミは!

 

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これがルネサンスに関係あるのかはわからないけれど、憩いの場所っていうのは大切なんだろう。平和がずっと訪れなくても平和だと思える瞬間はあるもので、それぞれがおもいおもいの時間を誰かと過ごす光景を見ているのは気持ちがいいものだ。両親とサッカーをしても、滑り台をなんども滑っても、バトントワリングで演技や友情の深みを増していくのだって、きっとこの瞬間にしかないのだから。

 

 

初め大塚公園を訪れた時は、統一性がないのかもしれないとちょっと疑問を抱いてしまったのだけれど、色んな形・色んな人が混じり合っているから楽しいんだと思えるようになった。バルコニーの内側からのぞいているばかりの生活ではつまらないしね。

 

 

 

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*引用・参考

公園の噴水維持できない…年1000万円、兵庫・西宮で停止・撤去相次ぐ(1/2ページ) - 産経WEST

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