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堀之内芝原公園 in 八王子 / "はにわの軍団"現る / 土地の歴史と古墳の形と深まる謎

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ひょっこり現れた"はにわの軍団"現るの巻。

  

 

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東京都八王子市。この日は朝からあいにくの土砂降りだったが、昼過ぎから肉厚の雲を残しながらも雨も上がり始めた。異様な奇妙な感覚を残しつつ、たどり着いたのが「堀之内芝原公園(東京都八王子市堀之内2丁目8)」。入り口には平成8年4月の文字がある。

ありがたいことに"八王子市まちなみ整備部公園課T氏"に話を聞かせてもらえた。なんでも堀之内芝原公園は、東京都多摩都市整備本部南多摩区画整理事務所が区画整理事業で整備した公園で、平成8年4月1日に八王子市に移管されたとのこと。

つまり、元々は八王子市のものではなく、1整備事務所が管理していた公園が時代とともに所有する区画を整理する中で、エリアとして八王子市に預けた方がいいという配慮で移管に至ったのだろう。

 

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そんな堀之内芝原公園で一番気になるのがはにわの軍団だ。

 

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白い柵に円形の黒丸が2つと、楕円形の黒丸が1つに描かれて、はにわの顔を表現している。両腕のように見える銀の半円2つがよりはにわとしての人形感を出している。

 

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「全部で何隊あるんだろう?」という疑問が浮かんだので、これはmonokannの使命なのではないかと思い、数えてみることにした。その正解は最後に。。。

 

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はにわくん達の顔をよく見てみるとそれぞれが微妙に違っていることに気づいた。遊園地やキャラクターショップで人形を買うときに「微妙に表情が違う!」と何十分も悩んでしまうのと同じだ。この顔は一本ずつ人の手で塗っているのだろうか。雨によってはにわくん達も濡れているので、なんだか近くに寄りすぎて冷や汗をかいているようだ。

 

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また興味深いのははにわの後ろに見える点線だ。この点線が一体何を表しているのかわからないが、はにわとはにわを繋ぎながら、途中にある小山と連携するように、公園の周りにある。魔法陣か何かか。 

 

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それではいざ公園の中に入っていこう。はにわと同じぐらい興味深いのは公園の形が古墳のようになっていることだ。はにわと古墳。堀之内芝原公園の地の歴史に関係あるのだろうか。

 

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 photo: http://mapps.gsi.go.jp/contentsImageDisplay.do?specificationId=71165&isDetail=false

国土地理院のサイトで、昭和の空中写真を見てみた。公園整備される前により歴史がわかるか期待したが、明確な歴史の後は見られなかった。"八王子市まちなみ整備部公園課T氏"にも歴史を質問させて頂いたのだが、明確な情報は見つからなかったとのこと。しかし、東京都立埋蔵文化財調査センター(多摩市落合1-14-2)という場所に何かしらの手がかりがあるのではと教えてくれたので、別の機会に行ってみよう。 

 

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古墳状の丘から眺める多摩ニュータウンの景色を見るのも、なんだか通な気がする。

 

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もちろん公園として遊具もある。唯一の遊具がターザンロープ。もっとあるだろう!とツッコミたくなるが、そんなところも好きだ。

 

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最後のはにわくん達の軍団。この10体を合わせると、今まで何体のはにわくんがいたかわかっただろうか。

 

答えは、51体!

 

10本ずつのロットで発注かと思っていたら予想外に1本余って51本。また期待を裏切ってくる。

 

詳細を調べてまた謎が深まってしまったが、土地の歴史を生かした公園というは全国にたくさんある。どの時代になっても、歴史を忘れないというのは本当に大事なことだと、歳を重ねるごとにわかってくる。"八王子市まちなみ整備部公園課T氏"に「なぜこういった凝った公園が数多くあるのでしょうか?」という質問をしてみると、「大体がバブルなど景気がよかった時に作られた公園なんです。」という回答が返ってきた。逆にそのツケが今回ってきており、八王子市には930ほどの公園があるらしいのだが、その維持管理に費用がかかり問題にもなっているらしい。見て遊んで楽しんでいる一般市民とは裏腹に、自体は緊迫の状態に差し迫っているのかもしれない。公園遊具や備品、その土地も大切に使うことが大切だ。

 

 

 

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*引用・参考

堀之内芝原公園|八王子市公式ホームページ

東京都埋蔵文化財センター

事業概要 (東京都多摩都市整備本部南多摩区画整理事務所): 1900|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

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