文京区「大塚公園」 / ルネサンスと仏教の異色のコラボ / 憩いの場所でそれぞれの時間
いろいろ混じるから、いろいろ良かったり。
ブラタモリという番組があるが、そろそろ「公園探訪」なんて番組もあったらいいんじゃないかと考えている。自分で色々なことができる世の中なので自分で作っていってもいいかもしれない。公園遊具好きや公園の歴史に詳しい人や市区町村の公園課の人など呼んだら面白くなりそうだ。今回は、先週Lambで使っているベースのメンテも兼ねて文京区に行ったので、「文京区立大塚公園」に行ってきたことについて。
住所:東京都文京区大塚4-49
map: Google マップ
大塚公園はイタリアを感じさせる情景が広がることが特徴だろう。春日通りに面して西口にはアダムとイブのイブ像がお出迎え。右手には禁断の果実を持っている。2人が果実を食べなかったら今頃僕らは違う生活をしていたのだろうか、ドラえもんの映画でのび太がアダムとイブについて怒っていたことを思い出した。
公園の中を踏み入れるとまず目に止まるのは露壇だ。以下、文京区役所の言葉を引用する。日常的な公園の中にふとルネサンス式テラスがあるなんて、少年少女たちがどう感じるんだろう。ただの遊び道具かな。
露壇(Terrace)
「露壇」とは、テラスのことです。16世紀から17世紀のイタリアでは、地球買いに面した丘陵地に裕福な市民のビラ(別荘)が多く作られました。そこでは斜面を階段状に造成した土地に、カスケード(水階段)やテラス(露壇)で結んだ庭を造り、下方に広がる風景を庭の一部に取り入れる(借景)という、独特の庭園様式が発達し、「イタリア・ルネサンス式」又は「露壇式」と呼ばれています。文京区の公園では、大塚公園の他、元町公園(昭和5年開園)にも同様のデザインがみられます。
この露壇は昭和3年に造られ、長い年月の間に老朽化が進みましたが、平成元年(1989年)、開園当時の姿に復元しました。
文京区役所
露壇の反対側には階段が続き、バルコニーから広場を見渡せるようになっている。世界観がすごい、優雅だ。
そこから時計回りに公園を回っていこう。
大塚公園で何より感動したのがこの子である。きのこの山を感じさせる傘の下で休憩したり雨宿りができる。ここまで完璧なフォルムに出会えたことが感動でしかない。これはぜひ見に行く価値があるとオススメしておこう。100点!!
その次に見えてくるのは、ん???
突然のお地蔵さんの列である。ルネサンスからの仏教。すでにコンセプトはブレブレな気がするけれど、そんなことはいいのだろう。
でも夜にお地蔵さん達の前を通ることはかなり怖いよね。この奥にはホームレスの女性が座っているので、念の為補足。
文京区も推しているのが大噴水。水が出る時は、シャンパングラスのような中央部から水が出て美しいようだ。今は秋〜冬になってしまったので止まっているのかな、それとも話によると噴水は維持管理がたいへんで、年で数百万〜数千万円かかるという。噴水はバブル期の遺産かお荷物か。
広場以外にも普通の公園遊具もある。
これは初めて見た滑り台。坂・すべり台・階段と全てがコンクリートの無機質感がたまらない。
もちろんちょっと休めるテーブルやベンチもある。お弁当やお菓子なども食べられそうだ。
先日風邪を引いたのだけれど、この子の大胆さを見て「負けたな」って勝手な敗北感を味わっていた。上裸で手を頭の後ろに付け、太陽を浴びるように少し斜め上を見つめる意志の強さ。全てにおいて負けている気がした。
そして、上裸少年は広場を見守っているんだから、さらにすごいやつだよ、キミは!
これがルネサンスに関係あるのかはわからないけれど、憩いの場所っていうのは大切なんだろう。平和がずっと訪れなくても平和だと思える瞬間はあるもので、それぞれがおもいおもいの時間を誰かと過ごす光景を見ているのは気持ちがいいものだ。両親とサッカーをしても、滑り台をなんども滑っても、バトントワリングで演技や友情の深みを増していくのだって、きっとこの瞬間にしかないのだから。
初め大塚公園を訪れた時は、統一性がないのかもしれないとちょっと疑問を抱いてしまったのだけれど、色んな形・色んな人が混じり合っているから楽しいんだと思えるようになった。バルコニーの内側からのぞいているばかりの生活ではつまらないしね。
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*引用・参考
・公園の噴水維持できない…年1000万円、兵庫・西宮で停止・撤去相次ぐ(1/2ページ) - 産経WEST
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