台東区蔵前「三筋児童遊園」 / 細長くて見過ごされる公園 / わずかな隙間もこだわり抜いて
細長い公園があってもいい。児童遊園の可能性を考える。
東京都台東区蔵前、近年クリエイティブなショップや飲食店が増え、「東京のブルックリン」とまで呼ばれているエリア。この新堀通りという区間に細長い公園が存在する。それが「三筋(みすじ)児童遊園」だ。住所は、東京都台東区蔵前4丁目18-7。
写真をご覧いただければわかるように横がとても長い。面積は72.79平方メートル。1.5mほどの奥行きだということを考えると、横は50mぐらいと考えられる。建物と通路の間のわずかな幅を公園として使用する。公園は、長方形などの形の印象が強いだけに、これだけ細長いと印象に残る。しかし、公園だと気づかない人もいるだろう。設立は、昭和30年1月30日、後の昭和56年に児童遊園の改造が行われた。古くからこの地に根付いている公園なのだろう。
公園の真ん中にはゾウの滑り台が存在する。ここの公園でわざわざ遊ぶ児童がどれぐらいいるかを考えると、このゾウの寂しさが身に沁みる。
調べてみると、台東区全体の公遊園等の数は、79 箇所ある。その内、区立児童遊園が23箇所(6,535 ㎡)、区立公園が49箇所(191,593 ㎡)、都立公園が2箇所(556,742 ㎡)、暫定公園が3箇所(3,032 ㎡)、そして防災広場が2箇所(8,936 ㎡)であるという。
「児童遊園」とは、どう定義される公園なのかも確認してみた。
児童遊園・・・区の条例に基づき、幼児、児童等の健全な発達(健康増進や情操を豊かにすること)などを目的として設置される公園。
三筋児童遊園の隣の横断歩道で、信号無視をしていったおじさん。彼もこの細長い公園に気が付いているだろうか。
幼児・児童の健全な発達という観点で言うと、公園という存在は大事な存在だ。
わずかな隙間でさえも公園に活用しようという台東区の心意気は、どんな小さなことでもこだわり抜く職人の街だからこそできていることだろうか。
信号無視をするようなスリルや便利さもあるかもしれないが、見ているようで見られていない公園の些細な存在も大事にしていきたいものだ。
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*引用・参考
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