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上海"ドミノマンション" / 倒れそうに立ち並ぶ住まい / 固定されたイメージの外へ

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「ドミノマンション」と勝手に名付けたのです。

  

 

「中国」のイメージについて

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「中国」という国に対しての日本のイメージはまだまだよくない。黄砂がどうだとか、爆買いしにくるとか、性格が雑で荒っぽいとか色々あるのだろう。しかし、そのイメージもテレビやメディアから流されるニュースを聴き続けているうちに、潜在的に"嫌なもの"というカテゴライズが行われてしまったからではないかと思う。専門家ならまだしも一般の人々が日々そういった中国人のよくないイメージを聞かされると、人は頭の中で構築した勝手な想像をして、実際に行ったこともない国のことについて話ができてしまう。日本に住んでいても色々な性格の人間がいるのに、中国なんてもっとも人口の多い国に一概にイメージ通りの人が何人いるのだろうか。きっと一度中国に行ってみるだけで、そんなイメージは変わることだろう。

 

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monokannが中国に行ったのは2016年ごろのことだ。当時働いていた会社の関係で、2度中国を訪れることになった。初めは自分の中に不思議な固定概念があり、行くことに不安がなかったと言えば嘘になる。中国人はどんな人種なのだろう。日本人にどんな印象を持っているのだろう。GoogleやSNSなどが使えず、全て中国内で完結しているってどういうことだ?想像をしてもわからないことだらけだった。しかし、行ってみるとなんや都会的。行ったのは上海だったけれど、まだまだ発展している都市という印象が残った。ビルは立ち並び、中心地には見慣れた無印良品の大きな店舗や高級ホテルなど多く立ち並んでいた。また、関わった方々は対応も優しくとても協力的だった。人に触れることでやっとその国のことがわかるなといつも思う。もちろん驚いたこともあって、混雑時の車の渋滞はすごく、クラクションが鳴り響く中での我先にと行こうとする精神は、「絶対自分ではこの都市で運転できないな。」と笑って諦められたこともあった。

 

ドミノマンションというマンション群 

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そんな中で、空港から上海の街を行き来する間に見上げていたのが多くのマンション群だった。それも同じ形のマンションは近くに密集して立ち並んでいる。ハンターハンターを読んでいた方なら、幻影旅団のコルトピが「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」を使ってマンションをコピーしたような感じを想像してもらえるといいだろう。本当に同じ形をしている。もし一棟倒れてしまったら、全てが倒れてしまうほど、近く、そして高くそびえ立っている。「まるでドミノみたいだ。」と自然と発していた言葉がこれだった。だから、このような中国のマンション群を「ドミノマンション」と呼ぶことにした。

 

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では、あれだけ広大な土地がある中国で、なぜ"横"ではなくて"縦"に住居を伸ばすのか?そんな疑問を考えていて、一つ思ったのは「土地代が高いのではないか?」ということだった。近年、上海の街の物価は高騰していて、2LDKで30万、40万が普通になっているらしい。だから、土地代をかけずに、縦に伸ばすことで住む人を増やし、家賃を徴収する流れになっているのではないか?この圧倒的な迫力は、実に奇怪。

 

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仕事を終えて帰る時、担当してくれていた運転手さんに「空港に向かう前に行きたいとところがある。」と伝えて行かせてもらった場所があった。それが「浦東凌空農芸大観園(Shanghai Pudong Lingkong AgricGardening Co,Ltd.)」。ただ、車は近くまでしか行けず、少し歩いて行かないといけない場所だったので、下ろしてもらってトコトコ歩いて行った。途中の道は、「少し街を離れるとこんな生活がまだまだあるんだな。」とドミノマンションとは対照的な生活様式が広がっていた。中国には、monokannが思うよりももっと大きい所得の差があるんじゃないかと感じることができた瞬間だった。

 

 

イメージを壊すには、そこに飛び込んでしまうのが一番早い。仕事だって旅行だって恋だって。それでやっと自分の肌で感じることができて、自分の言葉が湧いてくるのだと思う。中国の他の地もちゃんと巡ってみよう。もちろん北朝鮮とかも行ってみて、見えていない部分を見ていくのもいいだろう。

 

 

今いる場所から一歩枠を飛び出て。

 

 

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