ガンダン・テクチェンリン寺 / 観音堂の開眼観音像 / 国の中心にあるという心の支え
ガンダン・テクチェンリン寺。モンゴル・ウランバートルの中心部にあり、チベット仏教の中心的存在となっているお寺である。さぁゆっくりと入っていこう。
ガンダン・テクチェンリン寺は、1838年、活仏(チベット仏教の高僧)であるボグド・ハーン5世によって建設された。今ではモンゴル人がお詣りを頻繁にするほどチベット仏教の中心的存在になっている。
観音堂(Migjid Janraisig)の中には、高さ約26.5mの開眼観音像がウランバートルの街を見守るように佇んでいる。正式名称は、"メグジド・ジャナライサク"といい、盲目だったボグド・ハーン8世(1922-1924まで政権)がその治癒を祈願して建設された。残念ながら、1938年頃、旧ソビエトが開眼観音像を破壊し、持ち去ってしまったという。1989年、"Migjid Janraisig program"としてモンゴル文化基金が立ち上がり、よりモンゴルの文化を残していこうという活動が続いている。現在の観音像も、後の1990年に建造が始まり、1996年に完成されたもの。その時はセレモニーも行われたようだ。
狭い空間に押し込まれているからだろうか、観音像からは物凄いエネルギーを感じ、「ぁあ、この人にはもう一回挨拶に来ないと行けないな」と静かに約束してしまうほど、もう一度行く価値があると思った。脇には2隊の連れも置かれている。
日本とも中国とも違う、観音像の顔や表情。
観音像の周りにはマニ車が置かれている。観光客だけでなく、モンゴル国民がお参りとして訪れ、家族などの安全などを祈願しているようだ。
周りにはマニ車だけでなく、小さな人形も壁一面に置かれている。
これはきっと日本にもあるように、1体1体が各家系ごとに祈りを捧げられているものなのだろう。
観音像の下では、ろうそくに火を付け、祈りを捧げる女性がいた。後ろで一本指を立てているミニブッダの表情が忘れられない。
ウランバートルにはモンゴル国民の半数が暮らしているという。そんな中心都市の中心地にガンダン寺は存在する。それはひとえにモンゴル国民にとっての中心であり、支えなのではないかと感じた。
国ごとのアイデンティティは変わらないけれど、そのアイデンティティをどう置き、どう表現するかによって、国民や観光客に与える印象も変わってくるのではないだろうか。そう思うと、日本の東京駅にも巨大な観音像を置くべきかな?
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*参照
・入場パンフレット
・Гандантэгчэнлин хийд — Википедиа нэвтэрхий толь
・ЭХЛЭЛ
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