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丸広百貨店"わんぱくランド"に行ってみよ / 世代を超えて楽しむ屋上遊園地 / わんぱくという自然体で遊ぶこと

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関東もう一つの遊び場。青空の先へ。

  

 

前回、かまたえんの"幸せの観覧車"について書いた。もしかしたら無駄なことが、無駄ではなく必要なことなんじゃないかという思いが今も並列している。関東に2つという屋上観覧車、東京/蒲田のかまたえんがその一つ。そして、もう一つが埼玉/川越のわんぱくランド。兄弟というか親戚のような存在にもしっかり会っておこう。

 

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"わんぱく"という言葉がある。漢字では腕白と書き、元をたどると関白がなまったらしい。辞書では、わんぱく=「子供がいたずらで言うことをきかないこと。活発に動き回ったり、わるさをしたりすること。また、その子供。」という意味を指す。活発に動き回っている子が全てわるさをするかというと半信半疑だが、わかりやすくいうとドラえもんのジャイアンみたいな子を指すのだろう。イメージ的にわんぱくって少し古くさい言葉のように感じるから、やんちゃとかの言葉の方が馴染み深いように感じる。ちょっとワルさをするくらいが子供らしいから、そんな自然体でいる姿のことを言うのだろうか。そう思うと、わんぱくって言うのは特に子供も大人も関係ないのかもしれない。純粋無垢な気持ちが大人にも残っているのなら、それもわんぱくと言うのかな。 

 

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1957年、川越に登場した丸広百貨店、その屋上に「わんぱくランド」は存在する。クレアモールと言う通りがあり、その中央部あたりにあるので、行った際はとてもわかりやすいと思う。ナムコが運営していることもあり、中には、ゲームセンター、モノレール、飛行機、観覧車から、各有名キャラクターの遊具など、わんぱくな子供がだいたい好きだろう物がこれでもかと置いてある。

  

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子供の元気の源みたいなものはいったいどこから来るのだろう。責任もなく、課題もない。今目の前の瞬間を感じて、吸収することに全てを注ぎそれが許される。肩の荷が少ないことが、彼ら彼女らに羽を生えさせるのかもしれない。大人になると感じる必要のない責任まで感じなくてはいけなかったり、でも実はそんなに大人じゃなかったりするから飛べなくなってくるのだろう。わんぱくランドで遊んでいる少年少女たちは今目の前のことにとくかく真剣で、新しい世界を見るような輝いた目をしていた。

 

 
 
 
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「わんぱく小僧は昔も今も」 屋上観覧車は、盛んだった昭和の雰囲気は薄れ、今では閉園が相次いでいます。今日本で残るは、少し前に紹介した蒲田「蒲田東急プラザ・かまたえん」、そして川越は「百貨店丸広・わんぱくランド」の2つのみとなりました。今回は川越のお話。 1957年(昭和32年)に創業した丸広は、わんぱくランドを昭和43年に設立しました。少年ジャンプの創刊年です。実際に行ってみると、室内には現代的なゲームセンターがあったり、室外には観覧車やモノレール、飛行機などがあったりと遊園地感が満載でした。またナムコが経営していることもあってか、アンパンマンやドラえもんなど、馴染み深いキャラクターの乗り物も多く、色々な世代の人が楽しめる感じがしました。 少し辺りを見ていると、一人の男の子が、ゲーセンで遊んだ後に飛行機に乗りに行きました。なんだか「昔と今が繋がった」ように感じ、とても温かな気持ちになれました。ぜひ文化財などの価値ある物として今後も残っていってほしいなと思うばかりです。 http://iko-yo.net/facilities/4396 #埼玉 #川越 #クレアモール #丸広 #わんぱくランド #わんぱくホイール #屋上遊園地 #屋上観覧車 #namco #ferriswheel #amusement #japan #kawagoe #奇怪な物を見に行こう

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実はわんぱくランドに行ったのはもう2年弱も前のことにもなる。当時、monokannは川越近辺で働いていたこともあったので、百貨店の上にある楽しそうな空間が気になってしょうがなかったのだ。Instagramにその時思ったことを書いた。そして、やっとここにまとめようと思ったのである。「かんらんしゃ - わんぱくホイール -」は、一回300円。ただ嬉しいことにいこーよのサイトにて割引クーポンもあるのでぜひ活用したい。また、誕生日の平日は無料で乗れちゃったり、女性や冷え性の方の為にブランケットがあったりと、様々な配慮もされていることも嬉しいことだ。晴れれば、青空の彼方に富士山が見えたり、乗って楽しく見ても楽しい観覧車になっている。

 

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そしてこれはかなりあるあるなのだが、たいがい屋上には小さな神社がある。色々なデパートや百貨店の屋上にいける際はぜひ神社を探してみてほしい。この民部稲荷神社は、現在川越八幡宮の境内に民部稲荷(相撲稲荷)と言う足腰健康の神様が祀られているので、丸広にも小さな神社を設けたのだろう。その物語を記す。

 

「民部稲荷の由来」郷土研究家 岡村一郎氏寄稿

 昔、多摩郡八王子在の寺の小僧が毎晩西の方、七、八町先にある民部様のお座敷に遊びに出かけた。その方角はどこまでも山つづきでお屋敷などないのに変だと思った住職は、その民部様を一度この寺にお連れ申せと小僧に命じた。やがて民部は駕籠(かご)に乗り十二、三人の供を連れてやってきた。よもやまの話の末、民部がしきりに相撲自慢をするので住職もそれなら寺の坊主たちと民部の若党たちと相撲を取らせようということになった。さてやってみると民部側はみな小兵なのに滅法強く、寺の坊主たちは惨々に打ち負かされたが翌くる日みると相撲をとった跡に赤い毛や白い毛がたくさん散らばっていた。

 こうして正体を見破られた民部狐はもはや人界の交わりを適わぬため東北の方十里ばかりの入間郡川越の梵人山(ぼんしんやま)に移ることになった。そして訪ねてきた寺の小僧に涙ながらに別れを告げ、お礼だと行って盆の上に山のように積んだ小判を差し出した。

 これが、もと梵心町(現在新富町二丁目)にあった民部稲荷の伝説で、昔からこのお稲様を信仰すれば必ずお金持になるといわれまた打身挫きにも霊験あらたかで、お礼には相撲の絵馬をあげる習わしであった。この由緒あるお稲荷様の新社殿造営を機会に地域自治体と丸広百貨店が相談のうえ丸広百貨店屋上に御遷座申し上げ、家内安全、商売繁盛のお稲荷様として末長く奉祀することとなった。

  

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帰り際、屋上遊園地の奥に少し広いスペースがあったので、のぞいてみることにした。するとそこでは少女と鳩がイリュージョンでもするかのように、少女は踊り、鳩は少し飛んでは休んでいた(少女から逃げていただけ)。こうやって自然体で自分を表現することも一つのわんぱくなのかもしれない。

 

圧力やプレッシャーばかりの毎日から少し羽を伸ばして、子供の目線に合わせてみるように世界の見方を変えることできれば、大人もわんぱくになれるんじゃないないかな。

 

 

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*引用・参考

丸広百貨店川越店 - Wikipedia

丸広百貨店わんぱくランド | 子供とお出かけ情報「いこーよ」

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