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かまたえん"幸せの観覧車" / 京急プラザ蒲田50周年の歴史 / 日常にちょっとしたファンタジーを

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日常の中にファンタジーを。屋上に観覧車のある風景。

  

 

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日常というのは、つまらないと思うと極度につまらなくなるものだとたまに思う。その感じは、外的要因なのか内的要因なのかはわからないけれど、なんだかつまらないのだ。世の中には、食べるものがなく飢餓に苦しむ人もいれば、お金に困らず裕福に暮らす人もいる。もちろん9-17時で定時で働く人もいればプライベートを失うぐらい1週間ずっと働いている人もいるし、もちろん子供を育ている人もいれば、ジェンダーの異なる人もいる。いろんな人がいることはわかっているけれど、自分は誰かではなく誰かになれるわけでもなく、自分はここにしかいない中で、世の中に頼ったり、世の中のせいにしながら、なぜかわからないつまらなさを感じてしまう時がある。そんな時、最近は「ファンタジー要素が自分の中に足りないのではないか?」と思うようになってきた。どこかで人が死に、大統領が過激発言をし、脱税が行われ、景気が上がらないと言う。満員電車に押しつぶされ、子供は泣き止まず、誰かが誰かの愚痴を言う。現実世界を目の当たりにしすぎて、自分の中の楽しい要素みたいな物がなくなってきている。それがきっとファンタジー不足だろう。ハリポッターでダンブルドアは言っている。「それは君の頭の中で起きていることだ。しかし、どうしてそれが現実ではないと言い切れるんだ?」と。

 

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かと言って、ディズニーランドに行くとかユニバーサルスタジオジャパンに行くとか、そんな世界観に浸ることまでは必要としていない。ちょっと楽しい気持ちに、ちょっと嬉しい気持ちにしてくれたらそれで良い。昭和のころ、屋上観覧車というのがよく見られた。デパートの屋上に観覧車や小さな遊園地があり、買い物ついでに子供も大人もワクワクを感じていた時代があった。けれど、時代は過ぎ去って、昨今は関東の屋上観覧車は2つまで減った。一つが埼玉・川越の「大丸百貨店わんぱくランド」、そしてもう一つが東京・蒲田の「屋上かまたえん」だ。

 

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かまたえんの屋上観覧車の始まりは、1968年にまでさかのぼる。初代の観覧車「お城観覧車」が1989年まで稼働していた。そして老朽化や時代の移り変わりもあり1989年から2代目「グレ太の観覧車 フラワーホイール」が稼働となった。フラワーホイールは初代からデザインも一新され、中央の花びらから蕾が周りを囲む華やかな見た目となった。2014年3月に一時閉鎖となったが、蒲田の住民の温かな声もあり、2014年10月から3代目「幸せの観覧車」が稼働し、現在に至る。すでに50年をすぎた歴史。初代の時に子供だった方は、おじいちゃんになり、お父さんだった方はおおおじいちゃんになっている時間が過ぎた。そして過去を振り返りながら、新しい蕾となる子供たちが新しく幸せの観覧車と出会うことになる。

 

京急プラザ蒲田では50周年を祝い、LOVE KAMATA PROJECTというプロジェクトを打ち上げており、特別ショートムービー「観覧車の下で会いましょう -人生は観覧車のよう-」も公開された。内容はなんとも言えないB級感は否めないが、かまたえんや商店街などを舞台に、蒲田への愛を感じる内容となっている。最後のエンディングではスキマスイッチや秦基博さんも参加する福耳「八月の夢」が使われ、過去の蒲田の写真と共に時間の移り変わりを感じながら感傷に浸ることができた。

 

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それでは観覧車に乗りながら、蒲田の街を眺めながら、時代の移り変わりと、日常のファンタジーを感じていこう。

 

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最適化をかけていく、無駄を無くしていく、経済的に効果のあるものを優先していく。そんな世の中になっているように感じるけれど、今後、「無駄が必要になっていく世の中」になっていくのではないかとも思っている。観覧車は必要か?屋上遊園地は必要か?必要と無駄を考えていくときっとどれも無駄だと考えられてしまうのかもしれないけれど、その無駄がきっと必要で、その無駄が文化や歴史を作っていることがあるんだと思う。楽しいと思うこと、嬉しいと思うこと、そのきっかけを与えくれる存在がなくならないことを。

 

ずっと続いていってほしい。

 

 

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*引用・参考

屋上かまたえん|東急プラザ蒲田 | 東急プラザ

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