平和の森公園 Part2 / 改めて見る中学の教育方針 / 今の自分に照らし合わせて
ぴーちくぱーちく議論を重ねて。
平和の森公園
平和島が竣工されたのは1967年。開拓当初はまだ"島"として成立していたが、1981年に運河の一部が埋め立てられ、その地に「平和の森公園」が完成した。それによって、平和島と大森地域が平和の森公園によって繋がった。(平和島の歴史はPatr1をご確認ください。)
平和の森公園では、フィールドアスレチックエリアがあったり、
アスレチックエリアは、高校生以上360円、小・中学生100円で遊べてしまったり、
木々が自由に踊っていたり、
色彩豊かな緑が生い茂っていたりする。
そんな平和の森公園には、大田区の中学生が作った石像たちが平和の広場を見守っている。
中学生たちの作品の存在感
「上級生が下級生の手本になる」という校風を大切にしている大森第一中学校が作った作品が「遊・生・創」。遊ぶこと、生きること、そして、創ること。3つが関わり合うことで毎日が楽しくなるし、社会との関わりも深まっていく。きっと自分の価値がどこにあるのかを考える前に、まず一生懸命やってみようよ!という本能的な部分が詰まっているように感じる。
[大森第一中学校 教育目標]
1.決まりをよく守り、責任を果たす人になろう。
2.自ら進んでよく学び、よく働く人になろう。
3.心身ともに健康で、情操豊かな人になろう。
4.たがいに尊重しあい、思いやりのある人になろう。
二頭身の小柄な天馬が飛び立つような様相が個性的な大森東中学校の作品「親和」。特徴的なのは他の中学校にはない石以外のものを活用して、首飾りのようなアクセサリーをつけている点だ。きっとファッション性や時代性をしっかりと掴む生徒が育っているのかもしれない。冨田校長先生が語る目指す学校像にも、自由で個人個人を認め合う気持ちが伝わってくる。修学旅行の座談体験の造語「お・い・あ・く・ま」。「怒るな・威張るな・焦るな・くさるな・負けるな」という言葉が沁み渡る。
[大森東中学校 目指す学校像]
「学校生活が楽しく、明日が待ち遠しい学校 」
1:「十人十色」
2:「命の大切さを理解して、いじめや暴力を許さない学校」
3:「人と街と自然を愛し、たくましく、さわやかに生きる生徒」
"顔"というのはどのように構成されているのか。目と口があれば最低限顔に見えるのだろうか。そんな問いかけを「フェイス」からは感じることができる。一人一人の顔をしっかりと見るということは普段なかなかできないものだ。人の顔も歳を重なることで変わっていくし、様々な経験をすることでも変わっていく。その時その時のその人その人の今が顔には詰まっているのだろう。
[蓮沼中学校 教育目標]
・人権を尊重する生徒の育成
・自ら学ぶ生徒の育成
・心身ともに健全な生徒の育成
大正から行われた田園都市構想により、今も伝統的かつ整った都市整備の姿が垣間見える田園調布。その地で育った中学生は「友達」という作品を作った。前の人に後ろの人が肩に手を乗せ、支えて励ましているような姿。大切な友達という定義はとても難しいけれど、大変な瞬間や分かち合いたい瞬間を共に過ごすことができるというのが大切なんじゃないかと思わせてくれる。
[田園調布中学校 教育目標]
自ら学び 考え 行動する
思いやりの心をもち 正義を愛する
生命を尊び 健康に留意する
小鳥のさえずりが語源となっている「ぴーちくぱーちく」という言葉。盛んに声を出すことから、人のおしゃべりが盛んに行われることを示す様にも使われる。デジタル社会が進み、一人一人の発言もより手軽になった一方で、プライバシーをSNSで公表するなど声を出すことに多大な責任が問われるようになってきた。しかし、人類は言葉で歴史を繋いできたことから、「声を出すこと」がこれからより大切になってくる。そんな期待や予想をこの作品は表現しているように感じた。
小学校、中学校、高校と、ある種当たり前のように学校に通ってきたなかで、大人になってから再度中学校のホームページを訪れたらとても大切なことが書かれていることに気づかされる。
個性を育んでいくこと、自ら考えていくこと、思いやりを持つこと。きっとあの頃は生活が続いていく中で、人と関わり、人の中で自分の価値を見出していくことの重要性なんて考えもしなかったから、どこか堅苦しく感じる教育方針になんの関心も持たなかったのかもしれない。
けれど今大人になり、再度教育方針や学校の目座す目標を見てみると、"今の自分"にどう当てはまるかを考えている自分がいた。きっとそれは昔を懐かしみたいのではなく、初心に帰り"今"の自分とどう関わっていくかという未来への希望に溢れている気がした。
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*引用・参考
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