"ソウルの森"に行ってみて 3 / 巨大なウミガメ遊具さんに遭遇 / 森の中で海の大切さを教わる
森の中に海も必要だったりするわけだ。
ソウルの森とは
「ソウルの森」。韓国語では"서울숲"と書くソウル市内にある公園がある。2005年にオープンしたソウルの森は、35万坪もの広さがあり、その中は4つのエリア"Culture & Art Park, Educational Experience Park, Eco-forest Park, Riverside Park along Hangang River"に分けられ、それぞれのテーマに沿った設置や緑が広がっている。今回は、森の中に存在する海の生き物たちにご対面と行こう!
1と2はこちらから
海からのお客さま
公園内を歩いているといやに異質なスペースがある。マップには「어린이전용 모래놀이터」とあり、「子供たちの砂遊び場」という記載。しかし、なぜかその中に、海をイメージさせる模様の壁があり、中央に"ウミガメ"が佇んでいる。しかも、かなりデカい。
[マップの紹介]
7 어린이전용 모래놀이터 Children's Sand Playground
어린이들을 위한 국내 최초의 모래 놀이터입니다. 어린아이의 오감을 자극하는 거북이, 불가사리, 조개 모양의 놀이도구들이 마치 바닷가에 놀러온 것 같은 느낌을 안겨줍니다.
7 子供たちの砂遊び場
子供たちのための国内最初の砂遊び場です。子供たちは砂場とカメ・ヒトデ・貝の遊具で遊ぶことで行動を刺激され、まるで海辺に遊びに来たような感覚を抱くことができます。
このウミガメ遊具さんの長さは約4メートルほどあり、かなりの大きさ。白亜紀後期に存在した世界最大のカメ「アーケロン」の全長も3.5〜4メートルほどだったというので、目の前にいたとしたら恐ろしさを感じる。現存するウミガメの種類の中で見ると、模様から推測するに、おそらく"アカウミガメ"あたりが近そうだ。ウミガメを中心に右にはヒトデ、左には貝、壁にはイルカや魚など海の中の情景が描かれていて、森の中に川ではなく、海が広がっている。
こちらがアーケロンの動画。巨大すぎて何がなんだか理解が追いつかない。恐竜も実際は海から陸上した存在。恐竜がいた時代の海の中は、アーケロンのような生物がうじゃうじゃいたというのだろうか。
ウミガメ遊具さんを間近で見てみると、無表情のこわさはあるが、凶暴さはなく中々に愛くるしい顔をしている。改めて、こんなカメの公園遊具は初めて見た。
そして右側のヒトデさんと、
左側の貝さん。
ウミガメ遊具さんの中に潜入
行動を刺激される砂遊び場。ウミガメ遊具さんの中はいったいどうなっているのだろうか?潜入である。
体の中には、海の中の光景があった。カニ・お魚・サメ・ヒトデ・イルカに海藻。「自分が海の中にいて、一緒に泳いでいるような気持ちになってほしい。」そんなメッセージが込められいるかのように、優しげな空間がウミガメ遊具さんの中には広がっていた。
最後は一緒に記念撮影。
ウミガメは、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストにも登録され、絶滅危惧種認定されている生き物。日本にも5種類ほどのウミガメが産卵をしにくるという。100個の卵を産んでも生き残れるのはその内の1匹なんだとか。
命の大切さ、生き物の尊さを感じることは中々に難しいこと。でももし、子供たちがこのウミガメ遊具さんと遊ぶことで、海の生き物にやさしさを抱いて、生き物を大切にしようという愛着が湧いたら素晴らしい。
ソウルの森は森だからって緑のことだけを教えてくれるのではないのかもしれない。「海も緑も同じ自然。自然を大切にすることを感じることができる」なんていうメッセージが含まれているんじゃないかと、勝手に推測してみたりしていた。
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*引用・参考
・古代のカメ 巨大ガメ アーケロンの彫刻が登場 | 海と日本PROJECT in 和歌山県
・これが恐竜時代の巨大ウミガメ「アーケロン」 実物大に復元 - 産経WEST
・ウミガメ保護ハンドブック 環境省自然環境局 日本ウミガメ協議会
・国際自然保護連合(IUCN)レッドリストの改訂を発表~アユモドキなど日本で生息環境が脅かされている生き物がリストアップ - オフィシャルPro|NACS-J
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