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"芝浦公園"と"本芝公園"を歩いて気づく / かつての海と / 人工的な海物たち

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先日、田町・芝浦辺りに行くことがあったのだけれど、歩いていると海の公園遊具によく出会った。クジラ・イルカ・船・貝と、東京湾という海に近いことを感じさせるためなのか、少し歩くと所々に点在していたのである。それらを「海物(うみもの)」とでも呼ぼうか。

  

 

 

 

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しかし妙だ。この場所は元々海だったはずなのに、人間が活動するスペースを確保するために埋められたはずなのに、人々は海を忘れさせないために海を感じさせる公園遊具を作っているのだから。船の遊具をあざ笑うかのように、後ろにはJR京浜東北線が走っているのもどこか違和感があった。

 

 


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僕はうろうろしながら公園遊具たちを眺めながら、人間のエゴのような、人間の横暴であるような、自分勝手な行動を感じていた。この地面の下には昔クジラやイルカが泳いでいたかもしれない。船が出て、貝を集めていたかもしれない。それを壊してまで暮らしを優先した人間が、作り物の海物を作り上げている。目的は、海辺に近いことの雰囲気づくりなのかしら。

 

 

 


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でも一方で、海を狭めたのは人間だけれど、それでも僕らは海という存在をどこまでも忘れたくはないのかもしれない。埋めてしまったことを肯定するように、母なる海を忘れられないように。

 

 

 

※公園遊具補足:クジラとイルカがいるのは芝浦公園、船と貝は本芝公園にある。

港区公式ホームページ/芝浦公園

港区公式ホームページ/本芝公園

 

 

 

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