『にっぽんの暮らし展 2019 ~お酒をたのしむうつわ~』 / 触れることで見えてくること
「何かを入れるか」よりも「何を入れないか」を考える。
photo: DAIKANYAMA T-SITEより
先日、代官山のDAIKANYAMA T-SITEにあるGARDEN GALLERYで行われていた『にっぽんの暮らし展 2019 ~お酒をたのしむうつわ~』に訪れた時のこと。
photo: UTSUWA KENSHIN ブログより
奥さんの旧友が陶磁器の展示かつ販売をしているということで、付き添いで少しおじゃましたのである。正直な感想として、なんとも稚拙な言葉になって恐縮だが、とてもよかった。というより、とても考えさせられたというのが正しいかもしれない。
お話を伺ったのは安達健さん。毎日ろくろに向かい、陶磁器をつくり続けているという。それら作品を、一人一人繋いでいったであろうお客さんに買って頂いている。毎日の積み重ねがあるからできた信頼や関係なんでしょう。そのうつわを使ってくれる人が、楽しんでくれるように。
また、「SNSなどは一切やらない」とのこと。そういったスタンスがあるからこそ、ハガキなど案内物を活用することによって、肌で触れ合う物でのコミュニケーションをすることに価値が生まれるのだろう。確かに、Facebook、Instagram、Twitterなどは、言葉・写真・その先にある光景も、同じパソコンやスマートフォンの奥に映るから触感が同じになる。そうなるとやっぱりリアリティがなくなってしまう。「あー今自分はこれを5感を使って感じている」という実感が消えていく。
それに情報を入れすぎると逆に作品に影響して、個性が失われるのかもしれない。 日々新しい物が生まれ、様々なニュースが流れてくる。その中には、もちろんいるものもあるければ、いらないもの・今必要ないものも当然ある。そして、"ある種無駄に取り込んだ情報"は必ず自分の中で吸収してしまっていて、自分が作り出す物に影響を与えてしまう。だったら、逆に取り入れない、吸収しない、気にかけないということも必要なのだろう。「何を自分の中に入れるか」というよりは、「何を自分の中に入れないか」ということが大事になってくるのではないだろうか。情報過多な時代だからこそ、選ぶことが必要になってくる。そういった環境も。
陶磁器に触れたことで、これだけのことを感じることができた。
「触れる」ってすてきだ。
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*引用・参考
・御礼『にっぽんの暮らし展 2019』~お酒をたのしむうつわ~ 会場:代官山T-SITE | UTSUWA KENSHIN
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【LIVE INFO】
Shibuya Lush & HOME presents "グローリア宮益坂"
2019/1/20(日)
LIVE: ぼんじり / Lamb / R.R.P / 高橋飛夢とばばばびお / LAIDBACK CX / oookay!!! / nego / no entry / 夕暮れの動物園 / and more…
open / start TBA(後日連絡)
advance / door 2000yen / 2500yen (+1drink)
LushとHOMEの合同ライブに楽しい方々がたくさん出演する間違いなく楽しい日。お時間あれば、お気軽にご連絡ください。お待ちしています。
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