Parque de las Esculturas / チリ サンティアゴ / 彫刻の公園に集う彫刻家の個性 Part 3
前回の続き。それでは、Part 3へいこう。生きていく波を感じる作品たち。
Parque de las Esculturasという公園を歩く
再掲。「Parque de las Esculturas(パルケ・デ・ラス・エスクルトゥーラス)」という公園のマップ。
それでは後半の21からをどうぞ。
21, Raul Valdivieso | Puerta del agua
「水門」。岩が水のように動きを見せながら続いており、水以上に生きた動きをしていた。
22, Roberto Pohlhammer | Clamor de mar
「どよめく海」。そんな海の中で手を上げる誰かの意志を感じる。助けの知らせだろうか。
23, Pilar Ovalle | Danza espiral
直訳すると「スパイラルダンス」。木がダンスしているなんて考えたことがなかった。
24, Sergio Castillo | Erupción
「放出」。岡本太郎が「芸術は爆発だ!」と言っていたことを思い出した。
25, Cristian Salineros | Semillas
「種子」。不均等な隙間の連続性が"生"を感じるのかもしれない。
26, Lucia Waiser | Vuelo I
「ブエロI世」とでも言うのだろうか。「飛行」という意味どおり翼をもつ堕天使みたいだ。生まれ変わるなら鳥になりたいと個人的には思っているのだが、鳥になりたいのではなくて羽が欲しいだけなのかもしれないな。
27, Vasco Lipovac | Homenaje a Marko Marulic
"マルコ・マルリッチ"へ尊敬の念を込めて。ルネサンスの人文主義者への思い入れや感謝のような気持ちが表情に現れている。
28, Marta Colvin | Pachamama
パチャママ、アンデスの神話に出てくる女神。Martaさんなりの表現によるパチャママなのだろう。座る彼も何か恩恵を受けられたらいいな。
29, Lisi Fox | Percepcion
「知覚」。何かを理解し、何かに閃き、何かが開いた瞬間なのだろうか。気づきとは突然やってくる。
30, Fernanda Cerda | Recurso humano
「人間資源」とでも言うのか。働いて擦り減らしてる人は、一本の糸で吊り下げられているのかもしれない。足元は急降下していく槍のように、後先はないと思っている。でも実はその糸の近くには別の糸があるのかもしれないし、槍が静かに治る場所は手を離した下にもあるかもしれない。耐える筋力をつけるのも大事だが、手放す勇気を持つことも実はとても大切だ。僕もいつも忘れてしまう。
先日昔ながらの喫茶店のカウンターでコーヒーを飲んでいた時のこと。カウンターの先では、マスターがコーヒーを淹れ、サンドイッチを作っていた。すると、後ろのテーブルに60歳ほどの女性2人が席についた。一人は主張が激しくよく喋り、一人は足を悪くし杖を使いながらも自分のペースを持っている女性だった。話を聞いているとよく喋る女性が色々なことへの否定的なことへの話をし、杖の女性はその言葉を受け止めながら少しずつコーヒーを飲んでいた。そして、マスターは落ち着いた表情で新しくきたお客様へのコーヒーを淹れていた。
生きていくのは波がある。女神を信じたくなるし、何かに急に気付いたりするし、気持ちに嵐がきたりする。毎日せっせと働く日本人はその波をどれぐらい操れているのだろうか。誰かの波ではなく、自分なりの波の上で泳いでいく方が、きっとそれが「生」になるように感じている。
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*参考/引用
・Parque de las Esculturas - Wikipedia, la enciclopedia libre
・2018年 Parque De Las Esculturasへ行く前に
・Guía Urbana de Santiago: Parque de las Esculturas, Plataforma Urbana
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