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物事を考え、新しい「1」を創り出す

超集中状態"ゾーン" / 高い成果を発揮するために / インスト音楽のすゝめ

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楽しむための音楽

利用するための音楽

自分を見つめ直す音楽

= インスト音楽

 

成果がなかなか出ない

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仕事、勉強、運動。

サボってしまったり怠けてしまう自分を変えられないことや、今よりレベルアップしたいのに現状より成果がなかなか出ないことがあります。自分では何をすればいいかわかっているはずなのに、気が散ってしまってすぐ横道に反れてしまう。

テレビ、パソコン、掃除、眠気が自分を誘惑し、今は手元にスマートフォンがあるせいで、見る必要もないニュースや動画を見ては時間を失っていきます。そして始まる自分への言い訳の決まり文句

「明日でいいや・・・」

では、人生という限られた時間の中で、高い成果を出すには何が必要なのでしょうか?

その一つが「集中力」です。

 

超集中状態を引き出すには?

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 photo: プリ画像 by GMO

週刊少年ジャンプ人気漫画「黒子のバスケ」。この漫画に出てくるキャラクターたちは"ゾーン"と呼ばれる超集中状態に覚醒し、自分の限界を超えた活躍をします。

この"ゾーン"の状態とは、現実世界でも起こり得ることです。例えば、「野球選手がボールが止まって見えた」とか、「作家が普段の倍の速さで原稿を終えてしまった」などがあります。スポーツドクターの辻秀一さんはゾーンを定義しています(※1)

「ゾーン」とは、究極の集中状態になり、最高のパフォーマンスを発揮できる状況で、さらには、あなたの能力以上の力を出せる状況のこと。

また、1970年代、シカゴ大学の心理学者チクセントミハイ博士は「フロー状態」と呼ばれる集中状態を提唱しました。

「フロー状態」とは、集中力が抜群で、活動に完璧に没頭している最高の状態。人からやらされている状態ではなく、楽しさに満ち溢れたマイナス感情の少ない、挑戦に満ちた精神状態。

つまり、ゾーンやフローの状態に近づければ、 高い成果を出せるということです。

 

なぜ人は気が散ってしまうのか?

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 photo: flickr - Naleen Graphics

では、なぜ私たちは集中状態を持続させられないのでしょうか? 

辻秀一さんは、その原因を「揺らぎ」「とらわれ」と述べています(※1)

「揺らぎ」・・・様々なマイナス感情が想い起こされた不安定な心の状態

(例:何かにイライラしていたり、めんどくさいと思っている状態)

「とらわれ」・・・過去の出来事から作られた潜在意識の中に形成された、思い込みに支配された状態(例:やる前から嫌だとか、無駄だと思う状態

また、その"揺らぎ"と"とらわれ"を誘発し、集中を阻害する3大要因があります。

1, 環境・・・仕事、勉強などをしている周囲の環境

2, 出来事・・・仕事の内容や授業科目といった今起こっている出来事

3, 他人・・・他人の存在、また、他人が動いたり話したりすること

これらの阻害要因を意識せず、目の前のことに打ち込めれば、集中した状態を持続することができます。

 

音楽が集中力を高めてくれる!?

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 photo: クラシック音楽のTOTTEOKIより

阻害要因に邪魔されず集中力を高めるために何かいい物はないでしょうか?

その一つが音楽です。特に歌のない"インストゥルメンタル音楽"(以後、インスト音楽)が効果的という研究があります。

Debbie Richards達は72人の大学生に、記憶調査を行いました。方法は、"音楽あり(サントラ)"と、"音楽なし"の二つの状態でプレゼンを聞かせ、内容をどのぐらい覚えているかを確認するテストを実施。結果は、"音楽なし"よりも"音楽あり"の方が記憶の結果がよかったのです(※2)。これは音楽があることで、学生がより高い集中力でプレゼンを聞けていたと言えます。

幾つかの条件(選択音楽や環境、人の体調など)がありますが、他にも音楽には、様々な効果があると言われています。

例えば、"歌ありの音楽"より"歌なしの音楽"の方が話の内容理解度が高いという研究。単純で退屈な作業や、算数などの計算問題の時は、インスト音楽を聴きながらの方が効率的に作業に没頭できるという研究。演奏や鑑賞以外に流される"背景音楽"(例:モーツァルトなどのクラシック音楽やヒーリング音楽など)はリラックス効果があり、血圧や体温を抑え、心を鎮めてくれるという研究などです(※3,4,5,6,7,8)

 

インスト音楽のすゝめ

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インスト音楽は人にいい影響を与えるという研究は増えています。インスト音楽を活用することで「揺らぎ」や「とらわれ」に負けず、集中してパフォーマンスを上げ、成果を出すことができるでしょう。また、疲れた時や気分が乗らない時にもインスト音楽を活用することで、自分の心を整えたり、鼓舞することができます。

"楽しむために音楽を聴く"ことが何よりですが、"利用するために音楽を聴く"ということも今後広がっていけばいいのではないかと考えています。限られた時間の中で集中状態を持続させ、より高いパフォーマンスを発揮する。オフィスやお店でのBGM、締め切り間近の仕事、追い込みをかけた受験勉強など、活用できる場は多々あるはずです。

どの人にとっても、歌のないインストゥルメンタル音楽が馴染み深く、欠かせない存在になることを願っています。

 

 

 

 

 

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おすすめ 日本のインストバンド

僕はインスト音楽が大好きです。なぜ好きか?

一つは、聴いた時に意味や捉え方が自由だからです。

歌のある曲は少なからず歌詞に心が引っ張られてしまいます。しかし、インスト音楽は同じ曲でも、聴くたびに琴線に触れる箇所は毎回変わります。それは、心という物は、雲のように曖昧なものであり、言葉では表現できない部分があるからだと感じています。その言葉では埋められない部分に、インスト音楽の音は寄り添ってくれる。そんなところが好きです。

次に、集中状態やリラックス状態になれることです。

僕は、インストアーティストのライブに行って曲を聴いている途中や、家でヘッドフォンでインスト音楽を聴いていると、不思議な感覚になることがあります。曲を聴いているのに聴いていない状態とでもいいましょうか、体は曲で揺れているのに、心は別の所に行っているのです。そして、頭に浮かぶのは「大切な人を大切にしよう」「あいつ元気にしてっかな?」「あれやらないといけなかった」などの当たり前な想い達。

この状態を僕は「ゾーンに入った」と呼んでいます。きっと全てのストレスが浄化され、今の自分と対話している状態なんだと思います。このゾーン状態になりたくて、インストを聴いているという想いもあります。

そこで今回は、僕がおすすめする日本のインストバンドを少しだけ紹介します。海外も含めて他にも素敵なバンドはたくさんありますが、それはまた今度ということで。 

 

あらかじめ決められた恋人たちへ

https://www.instagram.com/p/BBC7LefKIR2/

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名前が印象的なバンド、略して"あら恋"。ピアニカとテルミンというバンドでは珍しい楽器を使い、聴くとなぜだか幼い頃を思い出してしまう懐かしさがあります。一曲一曲が濃密なのに、流れ始めると永久的な終わってほしくない感覚にもなれます。ライブは少ないMCで、曲で魅了させられます。個人的には、「今日」というミニアルバムが心底好きです。2016年6月25日 渋谷La.mamaでのHotel New Tokyoとのライブも素晴らしかった。Hotel New Tokyoの大人の色気のあるインスト曲も最高です。

 HP:あらかじめ決められた恋人たちへ

 HP:hotelnewtokyo.com

 

・LOOP POOL

https://www.instagram.com/p/BCdH6UJKIYC/

2008年結成のインストバンド"LOOP POOL"。渋谷・川崎・横浜などの路上ライブで力をつけ、最近では様々なフェスにも登場しています。彼らの音楽は、聴く人を懐かしい景色の場所へ飛ばしてくれる力があります。きっと、その場所は人によって違うけれど、聞こえた音や色、匂いは一緒だったはず。繰り返される音のプールに包まれるのは心底心地がいいです。2016年7月23日は待望の3rdアルバムが発売されます。

 HP:LOOP POOL 

 

・tio

https://www.instagram.com/p/q9iJfhKIfl/

三重県発の4人バンド"tio"。京都のレーベルbud musicに所属し、2015年5月には4枚目のアルバムも発表しました。爽やかな太陽が昇る休日とかに、柔らかな感情を包み込んでくれます。"toitoitoi"というアルバムに入っている"sign"という曲。そのミュージックビデオはとにかく素敵で、「世界が鏡になってしまえばいいな〜」なんて思ったこともあります。

 HP:tio

 

・toconoma

https://www.instagram.com/p/qrAQ9BKIeH/

東京発の4人組バンド"toconoma"。こちらもtioと同じでbud music所属。1st Fullアルバム"POOL"は、夜のイメージを感じさせ、部屋で一人で聴くと気持ちがいい。一方で、2nd アルバムの"TENT"は朝のイメージ。ノリよく爽やかに心弾ませてくれます。グルーヴって言葉はtoconomaのためにあるんではないかというほど、気持ちよく体が揺れてしまいます。

 HP:toconoma

 

・Lamb

Aboutにも書きましたが、現在、個人でLamb(ラム)というインストバンドをやっています。これから活動を本格化して頑張っていきます。ぜひ一度聴いてみてください。

 facebookhttps://www.facebook.com/lambband/

 

インスト界の発展を心から祈っていますし、僕も尽力していきます。

音楽と寄り添える世の中であらんことを。

 

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*参考資料 

1. ゾーンに入る技術 - 辻秀一(フォレスト出版 / 2013年5月)

2. Richards, D., Fassbender, E., Bilgin, A., & Thompson, W. F. (2008). An investigation of the role of background music in IVWs for learning. ALT-J, Research in Learning Technology, 16(3), 231!244. Rickard, N. S., Appelman, P., James

3. 音楽心理学入門 - 星野悦子(誠信書房 / 2015年3月)

4. Scientific Research into the Effects of Music

5. Recognition of visual images in a rich sensory environment: Musical accompaniment

6. Music and Cognitive Abilities E. Glenn Schellenberg and Michael W. Weiss

7. THE EFFECT OF VOCAL AND INSTRUMENTAL BACKGROUND MUSIC ON PRIMARY SCHOOL PUPILS’ VERBAL MEMORY USING A SENTENCE RECALL TASK. Anna O’Hare

8. What Music Does to Your Brain While You Work

 

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