カンボジア・ラオスの旅 [17] / ラオスの昼食 / 最後のジャール平原Site2へ
Site3を堪能した僕らは、しばしの休息を取ることになった。場所は、Site3の入り口すぐのところ。
出てきたのはやはり米麺だ!しっかりと出汁が効いて、野菜も美味しく、すぐに食してしまった。
運転手さんのこの満足げな顔。英語はいっさい喋れない彼だけれど、優しさを十分に伝えてくれた。ラオス人に悪い人がいない、というか、いい人しかいないのは本当に今回心救われた。
お恥ずかしながら、お金を帰国後あまり余らないようにするために調整していたら、意外に足りなくなってしまった。そこでなんとSさんがおごってくれたのだ。「わたし出してあげるわ。」って。車の中でいろいろ話をしていたら、Sさんも心を開いてくれていたらしい。ありがとう。
それでは今回最後の目的地、ジャール平原Site2へ。Site2は他のどれよりも森の中に石壺があるという。
階段が組まれていた。一つ一つ登ってゆく。
数分階段を登ると、大きな木が現れた。
そして、その木の下に発見!木から生まれた子供のように、ここにも多くのジャールが点在していた。
少し掛けているもの。
傾いているもの。
終いには木の根に巻かれてしまったものもいた。
ここでかくれんぼができたら相当盛り上がるし、楽しそうだ。
「はぁ、これで終わりか・・・」という若干の寂しさを覚えながら、車に戻ることにした。しかし、最後のありがたいことに、最後のおかわりが待っていた。
このジャールを運んだ人たちが生きていた時代は、より自然を崇め、自然に生かされながら生きていたのかもしれないなと思う。だからこそ、木々の中に石壺を置くことで、木々に守られるようにすることができる。仮に石壺がお墓だという説があっていたら、死者はいつまでも自然からエネルギーをもらい、生きることができる。自然に生かされながら、自然の中で、自然に生きてゆく。無理をしたってダメだ、きっとすぐボロが出る。ラオス人のように、穏やかな気持ちでいられたらいいな。
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*引用/参考資料
・D23 地球の歩き方 ラオス 2017~2018(ダイヤモンドビック社/2017年6月)
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