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物事を考え、新しい「1」を創り出す

カンボジア・ラオスの旅 [1] / 旅に出ること × ビザ騒動 × 綺麗と汚い / トゥクトゥクドライバーと乾杯して感じる文化

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カンボジア

そして、ラオス

東南アジアの二国を巡る旅 はじまり

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最近旅に出たのはいつですか?

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「国」は人の集合体。そして、その国で暮らす人々は性格や考え方の似た国民性を持つようになる。例えば、日本では、「隠す文化」や「おもてなし」などがそれにあたり、多くを語らないことやお客様を大切にすることが美学とされ、人々の中に根付いている。それら「文化」や「カルチャー」は、長い年月をかけてできあがるものである。

一方で、日本だけで生活をしていると考え方が凝り固まってしまうことがある。コンビニに行けば食べ物が購入でき、カフェで荷物を置いて席を外してもだれも盗んだりせず、電車は1分とずれず時間通りに到着する。そんな「当たり前」が当たり前である生活を続けていては、失ってしまうものがある。「新しいものを受け入れる気持ち」だ。コンビニなどそう簡単になく、荷物から目を離せば盗まれ、そもそも電車の線路自体ない。そんな世界が存在する。

僕もあなたも常に今の現状を疑っていかなくてはいけない。世界は本当の意味で広く、そこには様々な文化や考え方が存在している。そんな新しいものを知り、感じ、自分の中に落とし込むことは、今の当たり前が当たり前ではないことを教えてくれる。そして、その衝撃や感動は、新しい文化やカルチャーを生むアイディアの一つとなる。

さぁ、明日でもいい、3ヶ月後でもいい、旅に出てみてはどうだろうか?

 

カンボジア王国とは

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 photo: カンボジア - Wikipedia

今回、僕が一人訪れた国は東南アジアの二国「カンボジア王国」と「ラオス人民民主共和国」だ。この二国を選んだ理由はいくつかあるが、最大の理由は行きたい"遺跡"があることだった。カンボジアは世界遺産「アンコールワット遺跡」、ラオスは謎の石壺が点在する「ジャール平原」。遺跡には、過去の人々の信仰や生活が見える一方で、今ではわからない神秘的な謎が秘められている。そのため、遺跡に触れると今まで考えたこともなかった考えや創造に到れることがすごく好きだ。イギリス"ストーンヘンジ"や、チリ"イースター島のモアイ像"なども素晴らしかった。(モアイ像はまた別の機会に書こう)。

先にカンボジア王国を少しご説明。

「カンボジア王国」は、東南アジアのインドシナ半島にあり、タイ・ラオス・ベトナムと国境が接する人口1,500万人程の国だ。その歴史は古く、人が住んでいた最古の形跡は紀元前4,200年頃と推定されている。インド商人が来航して始まったアンコール時代を皮切りに、フランス植民地時代、二つの政権による内戦「カンボジア問題」などを経て、1993年9月に現在の「カンボジア王国」が誕生した。そのため、国旗も旧王国時代の国旗が復活したものが使用されている。国旗の青色は王室の権威を、赤色は国民の忠誠心を、白色は仏教を象徴している。そして、中央の建物は世界遺産のアンコールワット遺跡だ。

首都はプノンペンだが、アンコールワット遺跡は、Siem Reapシェムリアップという街にある。日本から行く際は、タイのバンコク経由が一般的だ。気候は年間を通して雨季と乾季があり、僕が行った2月は全く雨も降らず激しい暑さが続いた。

 

日本〜バンコク〜シェムリアップ 

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さぁそれでは出発するとしよう。

出発は千葉県・成田空港から。使った飛行機はAir Asiaだ。毎回思うが、Air AsiaのCAさんは赤の映える強気メイクの方ばかりだ。国と同じように、会社のイメージもまた従業員という人が作っていることを実感する。

僕の飛行機での楽しみは、"機内雑誌"を読むこと。機内雑誌には、「うちの国はこんないいところがあるよ!」「うちのブランドは最高さ!」といった通常の雑誌とは違う強さがあるから見入ってしまう。今回の内容は、アジアらしい場所を紹介する内容で、旅への高揚する気持ちを感じていた。

 

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こちらは、インドネシアのバリ島にある"Ubudウブド"。インドネシアもいい所だった記憶がある。

 

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経由地であるタイ・バンコク"ドンムアン空港"。カンボジア行きの飛行機は2時間遅れとのことで、トランジットではないため外には出られず空港内で待つことに。乗客はヨーロッパ系の人が多かった。

 

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飛行機を待つ間、僕の隣に座っていたイタリア人のカップルは、寄り添いながら"The 5 Love Languages (witten by Gary Chapman)"という本を読んでいた。どうやら日本語翻訳版"愛を伝える5つの方法"も販売しているらしい。愛に関する本を恋人と一緒に読んだことはないけれど、あの二人は互いにどんな感情になっていたのか気になっていた。

 

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そうこうしている内に、飛行機が準備できたようなので乗り込もう。 

 

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いざ、カンボジア・シェムリアップへ。

 

シェムリアップ国際空港でのビザ騒動

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ゆらりゆられ、ついに辿りついたシェムリアップ国際空港。空港自体はそこまで大きくはなく、アジアが感じられる外観になっていた。

 

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ビザ確認と入国審査のために空港内に入る。中には、アンコールワットのミニチュア模型や、神々しい光をまとった神の顔が飾られていた。

 

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ビザ確認の時に振り回され事件が発生した。

カンボジアに入国する際は、ビザが必要となり、取得は事前にネットでするか、空港で行うかの二通りある。僕は空港でわちゃわちゃするのが嫌だったので、事前に取得していき、しっかりとコピーも取ってきた。ふと、空港でのビザ取得場所を見ると長蛇の列になっていて、「先に取っておいてよかった」と内心安堵していた。

意気揚々とパスポートとビザを手に持って入国審査の列に並び、順番が来て、前へ進んだ。対応してくれたのはふくれっ面のおじさん審査員。すると、パスポートなどを手渡した5秒ほどした時だった。彼は、「あっちへ行け」とビザ取得の列を指差した。「いやいや、ビザもう取ってるよ」と英語で説明したが、あっちの列に行けの一点張り。しかたなく、ビザの列に移動し並び数分後順番が来た。対応してくれたのは声がやたらと大きいおじさん従業員だった。(ちなみに、ビザの受付は4人いて、仕事をしながら4人でずっとおしゃべりしていた。)

僕は説明した「事前にビザ取ったんだけどこれじゃダメなのかい?」と。おじさんは「入国審査の列に行け」と、入国審査の方角を指挿した。「???・・・???」。パニックだった。この人達は僕に何をさせたいのか?いじめか?と憤りを感じていた。この後、僕は同じ行動を合計で3回行う。それでもまだ入国できない。おじさん達は何も教えてもくれない。

僕は少し冷静になろうと、辺りを見回すと一部の人は室内の端っこの方でおしゃべりするおじさんのところで何やら紙をもらっている。「・・・あれだ!」とすぐさま駆け寄り、一枚の紙をもらった。どうやら事前にビザを取得してもしなくても書かなければいけない用紙があったらしい。無知な自分を呪った。偶然先ほどのふくれっ面おじさんの場所に並び、先ほどの紙とパスポートなどを手渡した。おじさんは少し笑っていた。僕も少し笑った。そうして僕は無事カンボジアの地に降り立ったのである。

 

カンボジアの街を走る、トゥクトゥクで

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空港を出ると予約していたホテルからのお迎えが来ていた。乗るのはもちろんアジアの定番トゥクトゥクだ。ドライバーはこの道30年のベテラン"アンさん"。

 

https://www.instagram.com/p/BBxwFVaKIQc/

小慣れた運転さばきで走り出したアンさん。 乗り心地はまずまずだった。

 

 movie: monokan:By Tuktuk in Cambodia - YouTube

カンボジアの道は、中央に通常の自動車が通る道路があり、その脇にトゥクトゥクやバイクが通る道路がある。信号もあまり見られず、トゥクトゥクが横横断する際は、運転手の判断に任せられる。でも、自動車の運転手もそれをわかっているので、スピードを緩めることは日常のようだった。日本のようにきっちりと信号がある世の中とは違うルールがあるなと感じていた。

 

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基本的にラオスの道は汚いし、整備もちゃんとはされていない。コンビニなど見当たらず、小さな個人商売のお店が道に点々とあるのみだ。そして、そのお店自体も綺麗ではない。

では一体"綺麗さ"とはなんだろうか?綺麗の水準は育ってきた環境によるものだと思ったりした。もし彼らがこれを「普通だよ」といえばそれが普通なのだ。

 

トゥクトゥクドライバーと飲み会

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ホテルに到着し荷物を降ろすと、アンさんは僕に質問した。「Hatto-ri、ご飯食べたか?これから一緒に食べに行かないか?」と。そう質問された瞬間、僕の頭の中には二つのことが過っていた。一つは、「どんな所にいくのだろう、面白そうだ。」という好奇心。もう一つは「一緒に行ったら身包み全部取られてフルボッコにされるのではないか?」という懐疑心。しかし、僕はいくことにした。世界が広がるチャンスがある気がしたからだ。

連れて行かれたのは、ピンクや紫のライトが目立つ飲み屋だ。日本の居酒屋に慣れていると想像しずらいが、カンボジアの居酒屋と言えばこんなところらしい。

 

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メニューは全てクメール語だった。一文字もわからないので、アンさんにお任せした。

 

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乾杯はもちろん、アンコールビア。日本と大手ビールと同じピルスナー系のラガービールだ。「チョルモーイ!」とクメール語の"乾杯"を意味する言葉で飲み始めた。ビールを飲みながら、僕はカンボジアに降り立ったことを嬉しく思っていた。

 

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カンボジアでは基本的に冷えていないビールを氷入りのバケツに入れておく。飲み終われば店員のお姉さんが自分の席の後ろのバケツからビールを取り、栓を抜いてくれるシステムだ。

 

 movie: Angkor Beer in Cambodia - YouTube

アンさんと互いに上手くない英語で、互いについて話しをした。「なんでカンボジアに来たのか?」「トゥクトゥクドライバーはどれぐらいやっているのか?」「Hatto-riは、日本で何をしているのか?」「家族はいるか?」などなどである。アンさんは家族の写真をスマートフォンで見せてくれた。その写真には、幸せそうな家族と、日本人からすると相当貧しい感じの家が写っていた。国や物価が違うだけで、異なる生活があることを感じていた。しかし、決して綺麗な日本がえらいわけではないし、ここに"差"なんてことを考えてしまうことが野暮な話だとも思った。そして、その違いは幸せとはまた別の話のようにも感じていた。

すると、一つの電話がなり、アンさんは電話し始めた。「やばい、恐喝軍団が来るんじゃないのか?」と少し不安になりながら僕は平然とした顔でアンコールビアを飲んでいた。電話中、僕は暇だったのでふと店の全景を見回していた。ピンク紫のライトの下で個室空間に座る人もいたり、奥では不思議なダンスが行われていたりと、アンダーグラウンドな気持ちを楽しんでいた。アンカービアはさっきよりも減っていた。

 

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アンさんの電話が終わり数分後、一人の男が現れた。見た目は若干老け顔だけれど、おそらく僕と同じぐらいの年齢だと推察される。どうやら恐喝ではなく、話を聞くとアンさんの15歳年下の弟だという。彼はアンさんより英語が達者だった。「チョルモーイ!」。3人で改めてアンコールビアで乾杯をした。弟君はなかなかのおしゃべりで、いろんなことを教えてくれた。面白かったのは、「カンボジアでは基本的にコミュニケーションや仕事のやりとりなどはFacebookでする」という話しだった。日本でもその流れはあるけれど、カンボジアは顕著で、ほぼFacebookしか使わないという。ペラペラペラペラ、ぺらぺらぺらぺら。弟君はマシンガントークで話し続けた。その会話とカンボジア音楽に触れながら、僕のカンボジア初夜は終わりを迎えた。

 

 

※カンボジア・ラオスの旅 no.2に続く →→→ 

 

 

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*引用/参考資料

・D22 地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア 2017~2018(ダイヤモンドビック社/2016年12月)

カンボジア - Wikipedia

カンボジアの歴史 - Wikipedia

ラオスの国旗 - Wikipedia

http://donmueangairportthai.com/jp

Discover Your Love Language - The 5 Love Languages®

The 5 Love Languages - Gary Chapman(Northfield Pub)

・愛を伝える5つの方法 - ゲーリー・チャップマン(いのちのことば社/2007年8月)

 

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