舞浜に岡本太郎作品あり / 躍動の門×五大陸×東京オリンピックメダル / 作品に詰まった想い
日本を代表するアミューズメントパーク"東京ディズニーリゾート"。最寄駅は千葉県の舞浜駅。駅を降りて右に行けば「東京ディズニーランド」があり、左に行けば「イクスピアリ」というショッピングモールがあり、そこを越えると「ディズニーシー」に辿り着ける。しかし忘れてはいけないのは、舞浜駅はディズニーだけではないということだ。
「浦安市運動公園」。東京ディズニーリゾートの右端エリアを占領する公園には、太陽の塔でも有名な「岡本太郎」さんの作品が点在している。ディズニーシーに行く機会があったので、紹介したい。
photo: flickr - yukyamaguch
念のため、先に岡本太郎さんを簡単にご紹介。岡本太郎は日本の芸術家。最も有名な作品は、1970年に大阪万国博覧会のために作成された「太陽の塔」だろう。一度でも見れば忘れることができないインパクト、作品の中に秘められたメッセージ、何をとっても見る物を魅了し新しい発見を与えてくれる。彼の作品は日本の至る所に存在している。東京だけでも渋谷駅の井の頭線に行く途中の巨大な絵画「明日の神話」、表参道にある「こどもの樹」、銀座にある「若い時計台」など様々だ。
そして、舞浜「浦安市運動公園」にも、世界のネズミキャラクターに負けず劣らずに岡本太郎作品はいたのだ。作品は3つ、「躍動の門」「五大陸」そして「東京オリンピックメダル」だ。
まずは「躍動の門」から。
前後5名の人が柔らかな動きを見せる門「躍動の門」。
この作品は以下のようなメッセージが込められている。
ここは、もの皆全ての生命が躍動する喜びの広場である。
大地からすくすくと生え出てる植物の芽のような形は生命力のシンボルだ。
また、未来への希望を象徴するように
天に向かって差し伸ばす両手にも見える白い門
ただ、スポーツの選手や専門家だけでなく
大人、子供、老いも若きもみんながこの豊かな広がりと合体して生命を輝かそう。
岡本太郎
すべての躍動する人々を受け入れる門。通ればあなたの心も湧き立つはず。
2つ目は「五大陸」。
ユーラシア、北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、オーストラリア。1964年の東京オリンピック。世界中の人が東京という場に集まることへの歓迎の気持ちを表したと言われるモニュメント。
2020年の東京オリンピックには、どんな歓迎をできるだろうか。
昔は下がコンクリだったのだけれど、砂場になっていた。子供達がはしゃいだ姿は躍動しているように見えた。
そして最後は「東京オリンピック参加メダルの複製レリーフ」。実際のメダルはもっと小さいのに、この複製はやたらとデカイ!総合体育館の中にある。このメダルも躍動している。
作品にはテーマがあり、思いがあり、メッセージがある。でも最近思うのは、それらは自然と込められるものであって、意識したり狙ったりしても作品には宿らないのではないかということだ。家族のため、自分のため、友のため、お客のため、他人のため。伝えたい気持ちがあれば、作品に宿り、作品を受け取った人に届く。
あなたも僕も、躍動していこう!
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*引用/参考資料
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※Lambの新しい音源が公開となりました。2018年7月で完結を迎えるチャットモンチーの「染まるよ」をLambなりのカバーをしています。ぜひ一聴ください。
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タイヤの構造を知る / 見た目と内部 / 緻密さと技術
photo: flickr - Steve and Sara Emry
「日本国内でタイヤが広がる話をする」と命題打っていながら、その前に「どうやってタイヤができているか」を理解するのが先だと思い、今回のお話。
movie: タイヤの構造と名称| タイヤの基礎知識| ダンロップ - YouTube
photo: カラー図解でわかるクルマのメカニズム なぜ車輪が回るとクルマは進むのか?基本的なしくみをわかりやすく解説! (サイエンス・アイ新書)
タイヤは一見ゴムだけのように見えて、実は内部構造がかなり複雑な代物になっている。自動車や飛行機などに乗っているとわかるように、乗り物の地面との接地面はタイヤのみになる。また、高速回転のために熱や摩擦が生じる。そのため、大きな荷重や衝撃に耐えうる構造になっていなければいけない。
前回のタイヤの歴史では、チューブ入りタイヤの話をしていたけれど、現在はチューブを入れないタイヤ自体で空気を保持する「チューブレスタイヤ」が主流のため、そういったタイヤの発展にも対応した構造が必要になる。
それでは、構造を一つずつ見ていこう。
[タイヤの構造]
- トレッド:タイヤが路面と接する部分。摩擦や外傷から内部を守る役割がある。ボディーガードみたいなものか?トレッドパターンと呼ばれる様々な溝が刻れ、排水などに役立っている。
- ショルダー:タイヤの骨格を形成する部分で、荷重や衝撃などに耐えうる支えを担っている。
- カーカスコード:タイヤの骨格部分。ゴムと合成繊維で作られた層でできていて、衝撃や空気圧などに耐える仕組みになっている。
- ベルト:トレッドとカーカスコードの間の部分で、カーカスコードを補強する役割がある。
- インナーライナー:タイヤ内部に貼り付けられるゴム層の部分で、タイヤ内の空気を保持する"気密保持性"を確保している
- サイドウォール:タイヤの中で最も湾曲がある部分で、伸縮による衝撃を受け止める役割がある。
- ビード部:フィラー部分とワイヤー部分がある。ホイールと結合する部分であるため、かなり強度の強いゴムが使われる。ワイヤー部は細いスチール製の針金を束ねた物にゴムを被膜して使われる。
僕も初めて知ったことばかりだけれど、本当に複雑な構造だ。見た目は単純な構造をしていながら、内部は緻密に作り上げられている。人を見た目で判断してはいけないように、物自体にも培われてきた技術や歴史があることを忘れないでいたい。
次回はタイヤがどうやってできていくかを学んでみようと思う。
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*引用/参考資料
・タイヤのひみつ | まんがひみつ文庫 | 学研キッズネット
・カラー図解でわかるクルマのメカニズム なぜ車輪が回るとクルマは進むのか?基本的なしくみをわかりやすく解説! (サイエンス・アイ新書)
・タイヤの構造と名称 | タイヤの基礎知識 | ダンロップタイヤ 公式タイヤサイト【DUNLOP】
・ブリヂストンの工場見学 | 会社情報 | 株式会社ブリヂストン
・TOYO TIRES仙台工場に潜入!どうやって造られているの?ベールに包まれたタイヤの製造工程を映像でご紹介します。|イベント&トピックス|ニュース|東洋ゴム工業株式会社
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タイヤに支えられている自動車 / ゴムの種類 / 車輪の歴史・発展
photo: flickr - jamitalor
タクシーの話をしていた。
相変わらずに週に2,3回の深夜タクシー生活が続いている。そこでタクシーに揺られながら思ったことがあった。「僕は今、タクシーに乗って帰っているんだ。」ということだ。
???。こいつは何のことを言い始めたのか?と思われたと思う。僕もそう思う。具体的に言うと、「僕は今タクシーという物体に乗って家へ向かっている。鉄でできた塊の中に入り、エンジンという原動力を使って、運転手という方向やスピードを操る人がいる、そんな乗り物に乗って帰っている。」そして、鉄の物体が地面と接しているのは、人間の足のような存在を成している「タイヤ」だ。タクシーに限った話ではないけれど、乗り物は地面とタイヤが触れ合うことで前へと進んでいる。当たり前のことなんだけれど、それがすごく不思議だった。ゴムに乗って僕らは毎日行き来しているのだから。
photo: flickr - Marina & Enrique
タイヤはゴムからできている。種類は2種類、天然ゴムと合成ゴムだ。
「天然ゴム」は、"ゴムノキ"という植物から取った樹液を使用する。東南アジアに多く農園があり、タイやインドネシアが多いという。ゴムノキは高さ30mほどにもなり、約5年育つと樹液が取れるようになる。一方、「合成ゴム」は、石油を材料に作られる。作り方によって、様々な性質を持ったゴム素材ができあがる。
ゴムは、タイヤや電源コード、靴や椅子、自転車やホースなどなど、生活に欠かせないものになっている。
photo: frickr - arthistory390
最古の陸上輸送手段の始まりはソリだった。そして、ソリに初めて車輪を付けたのは、紀元前3,000年頃のチグリス・ユーフラテス河口域のシュメール人(現イラク人)だと言われている。その車輪は現在のものとは異なり、半円状の木の板をつなぎ合わせ、酒樽の蓋状にしたもので、外周を動物の皮で覆うという簡素なものだった。この形が約3,000年ほど使用されていた。
それが今から2,000年前、中央アジアからヨーロッパに移動してきた「ケルト人」という民族がいた。彼らは金属加工の文化に優れており、木製の車輪に鉄の輪を焼き嵌める手法を取り入れ、鉄のタイヤを完成させた。
photo: flickr - pablopanizo
鉄のタイヤにゴムが使われたのは1888年アイルランドでのこと。Jhon Boyd Dunlopの息子さんが自転車に乗っていたが、転んだりして安全性に欠いていた。そこで彼はより安全・快適なタイヤを作れないかと考えていた時に、ゴムホースを見て、「空気を入れたチューブをタイヤに入れてクッションにできないか」とひらめき、今のタイヤの原型が出来上がった。その乗り心地の良さが評判となり、空気入りタイヤは自動車などにも採用され、世界に広がっていった。
なかなかにタイヤにもいろんな歴史が詰まっている。
次回は、日本国内でタイヤが広がっていったお話。
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*引用/参考資料
・タイヤのひみつ | まんがひみつ文庫 | 学研キッズネット
・その歴史は三千年以上!急激な進化をたどったタイヤの歴史とは?
・謎多きシュメール人!メソポタミア文明の起源 - NAVER まとめ
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Lamb 2nd Live / ライブハウスという場所 / 下北沢SHELTER×新宿SAMURAI pre 合同トライアウトvol.3
少し前になりましたが、monokann服部がやっているバンド"Lamb"のライブがありました。
『下北沢SHELTER×新宿SAMURAI pre 合同トライアウトvol.3』
2017年7月27日(木) @新宿SAMURAI
今回は下北沢SHELTERの店長 義村さん、新宿SAMURAI店長 大橋さんによる新人企画の第3弾!
義村:地方から東京にきたバンドがうちに音源を持ってきてくれたり、他にもいっぱい音源をいただく機会はあるんですけど、呼べるタイミングがなかなか作れずにいて。そういうところから、新人のバンドを受け入れられる機会がほしくて企画を始めたんです。
大橋:もともと、新宿SAMURAIの店長を始める前に下北沢SHELTERを使わせていただいていたこともありますし、新宿SAMURAIから下北沢SHELTERでワンマンができるようなバンドを育てたいという思いもありました。なので、新宿SAMURAIだけで完結しない機会をいただけたのが嬉しかった。
出られる機会を頂けたのは、大橋さんとLambギター尾川茂(@Mugi65)が音楽友達というご縁から。僕らもまだ走り出したばかりのバンドですので、こういう機会をいただけることはすごく幸せでした。「ありがとうございます。」
音楽をやる場所は多様化されてきて、フェスや公園、カフェやバーなど色々な所で行われるようになってきました。ですが、やっぱりライブハウスという空間で音楽をやることは、バンドマンとして原点のような高ぶりを感じざるを得ない場所なんだと思っています。
仕事を終えてからのライブも初めてで、服部はギリギリ開始10分前に滑り込みで間に合ったりで、そこからメンタル面を切り替えることも難しいなぁと感じたり。また、急遽以前のドラムが辞め(失踪?)、新しく加藤ゆーゆー(@katouuyoshihisa)に入ってもらってのライブだったり、ドタバタしていました。
でも、始まると一瞬で、久しぶりのライブハウスに緊張しつつも、体全体でライブというものに向き合った感覚がありました。
私のフジロック前夜祭として、友人 服部 和磨 (Kazuma Hattori) くんバンド Lamb ラム の記念すべき2回目のライブへ。 この動画は音割れしてるけど、とってもエモいインストだよ。toe好きな人はSoundcloud( https://soundcloud.com/lamb-music-records/lamb-look-of-the-sky )で曲聴いて欲しい!石松 豊さんの投稿 2017年7月27日
まだまだファンも少ない状況ですが、平日の夜に友人方もたくさん来てくれて、色々な声をかけてくれました。感謝ばかりです、ありがとう!
Lambのライヴを観てきました。エネルギッシュ且つクレイジーなインストバンド。最後から2曲目のぬるっとしたベースのどろっとした曲がタイプでした。今後のライヴ活動に期待!!https://t.co/gbJ6Tn724U
— イシハラマイ (@vivi_annne) 2017年7月27日
以下は、ギター千野(@taka_lamb0127)から
今日来てくださった方々本当にありがとうございました!
— たか (@taka_lamb0127) 2017年7月27日
演奏ボロボロくそわろすでしたけど、少しでも楽しんでもらえてたら本望です!
うちのバンドは本当に色々な人達の支えがあって成り立っていると思いました!
僕的にはみんなメンバーだと思っているので、今後ともよろしくお願いします!
何かを続けていくことは、すごく難しいことなのだと最近特に感じています。バンドは一人じゃできなくて、結局人間関係なんだって思いますし、ある程度志が同じじゃないとできないんだと。けれど、それぞれ違う要素を持っているから生まれる何かがありますし、様々なことをする友人たちと合わさってもっと面白いことができていければいいなと思います。続けていくことは広がっていくこと・繋がっていくことだと思っていますので、また音楽を奏でる場所でお会いできればと思います。(つまりはライブ来てくださいってことです 笑)
またライブ決まったらお知らせさせていただきます。
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※LambのTwitterもできたので、ぜひ言葉交わしましょう!
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タクシーの不思議2 / 会社タクシーと個人タクシーの違い / 拘束と自由のつり合い
前回、タクシー車内が無音の話をしたけれど、僕は次に疑問に思うことがあった。それは
「会社契約タクシーと個人タクシーってどう違うの?どっちが儲かるの?」ということだ。
両親が関西人だけあってお金の流れは気になってしまう。かなりゲスい話ではあるけれど、全国にあれだけのタクシーがうじゃうじゃいる中で、会社に所属しながら運転する方と、個人事業主として個人タクシーを営む方もいる。ではどちらがどういういい事と悪い事があるのか、こちらもインタビューしてみた。事前の勝手なイメージだけれど、個人タクシーの方が断然いいと僕は思っていた。
あとこれも僕の経験とイメージではあるけれど、話し好きで、とりあえず話しかけてくる運転手さんは大体個人タクシーな気がしている。自由なのだろうか?
「はい、どうぞ〜」
「◯◯までお願いします。」
「◯◯ですね。了解しました。どう行くか希望はありますか?」
「いや、どの道も対して変わらないのでどっちでも大丈夫です。大体タクシーに乗ると道を聞かれるんですが、必ず聞かないといけなかったりするんですか?」
「そういう決まりではないんですけど、たまに『こっちの道がいい』という方がいらっしゃるので、こっちとしては『たぶんあっちの道が早いだろうな』って思っても、一応聞くようにしているんですよ。」
「へぇ面白いですね。確かに好きな道・嫌いな道ってありますからね。」
「お客さんはよくタクシー乗られるんですか?」
「そうですね。最近多いですね。だからいつも運転手さんの好きな道に任せています。運転手さんは個人タクシーですか?」
「そうですよ。」
「個人タクシーって、会社契約よりやりやすいんですかね?」
「そうですね。まず個人タクシーってタクシー会社で働いた経験がないとなれないんですよ。」
「あっ!そうなんですね。パパッと始められるものじゃないんですね。」
「そうなんですよ。昔は10年とか言いましたかね。会社に所属して経験を積んで、試験を受けてやっと個人タクシーになれるんです。小泉政権の時にタクシーの法律が緩和されてすごくタクシーが増えました。しかし、そこからまた法が改正されて、今は個人タクシーになれる人数は決まっているんです。上の人が辞めたら下の人が入れるって感じなんですよ。」
「なるほど!その試験って難しいんですか?」
「どちらかというと受かる試験というより、落とす試験なんです。」
「なるほど。やっぱり個人タクシーの方がやりやすいんですか?」
「個人だといい点があります。1つは何より"時間が自由"だということ。会社だとどうしても拘束時間があって、その時間内は走らないといけない。けれど個人だと時間が自由です。金曜日とか比較的お客さんが捕まりやすい日は走って、土日などの捕まりにくい日は休みにする。あとは子供を病院に連れていくとか、ちょっと体調が悪いから午後から働きたい時も調整ができます。」
「ふむふむ。実際、個人の方が儲かるものなんですかね?」
「会社契約の場合、大体売り上げの4〜4.5割は会社に持ってかれてしまうんです。その残りが運転手に入るわけです。もちろん会社からは車の維持費や燃料費は支給されます。その点個人の場合、10割自分の手元に入ります。ただし、燃料費などは自分で持ちますのでそこは諸経費が必要になります。ただ、事故とかがなければ、諸経費は3〜3.5割ほどで抑えることができるので、取り分は会社より2割前後は儲かることになります。」
「なるほど。あっ!そこを右でお願いします。」
「右ですね。ただ、時間に融通が効くからってサボっちゃったら給料がなくなってしまうので(笑)、自分でちゃんと調整できる方は個人タクシーの方がいいと思いますよ。」
「あっ!そこで停めてください。色々ありがとうございました。」
「いえいえ、ありがとうございました〜。お忘れものないように。」
ある程度の拘束の中で働くか、自分を律しながら働くか。自分の性格を考えたら、おのずとどちらがいいか見えて来るのかもしれない。タクシー運転手も、ちゃんとサラリーマンだった。
さらに気になったのはタイヤの話。
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[LIVE情報]
急ですが、今週monokann服部がやっているバンド"Lamb"のライブがございます。
感情むき出しにするので、お休みの方もお仕事の方もフラッと来てみてください!
7月27日(木)
@新宿SAMURAI
出演時間:20:15〜20:40(予定)
チケット:¥1500+1drink
アクセス:http://live-samurai.jp/access/
2大店長の熱い記事もどうぞ↓
https://okmusic.jp/news/184741
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*引用/参考資料
・タクシーの運転手さん
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タクシーの不思議1 / 車内が無音の理由 / 心が狭くなった現代人
最近仕事が深夜にまで及ぶことが多くタクシーで帰ることが多い。初めの時は、特に何も考えていなかったのだけれど、回数を重ねる毎に色々なことが気になってきた。そんな話をしよう。
まず最初にタクシーで気になるのは「車内が静か」なことだ。おそらくタクシーに乗っていると車内にはラジオも何も流れていないだろう。聞こえる音と言えば、タクシー会社の無線の音ぐらいだ。深夜の僕は調べた。疲れなどどうでもよくなるほど気になってしまったから、その動きは早い。タクシー運転手さんに気づかれないように、こっそりとGoogleさんに尋ねることにした。
出てきた理由は、「ラジオなどをつけていると『うるさい』と言う人がいるから」だそうだ。静かにぼーっとしていたいのに、ラジオのよくわからないぺちゃくちゃ会話が耳に入ると耳障りなのだろう。そういった理由で、おそらく大抵のタクシーではラジオが付いてない。どうやらタクシーの運転手は寸前まではラジオを聞いていて、お客さんを乗せる時にはラジオをOFFにするらしい。もちろん頼めばラジオをつけてくれるのだそうだ。東京の人はそこまで心が狭く神経質なのかと少し驚いた。
それならば目の前のタクシーの運転手さんにその真相を聞いてみるしかない。疲れより興味先行だ。ちなみに僕はタクシーの運転手さんと会話をするのは結構好きだ。インタビューを始めよう。
「タクシーってラジオ流したりしないんですか?」
「あーお客さんが乗る時は流さないようにしているんですよ。うるさいって言う方がいらっしゃるみたいで、会社の方針で切るルールになっているんです。もちろん頼まれれば点けますよ。」
「へー、それって会社契約のタクシーだけなんですか?」
「初めはそうだったみたいですけど、今では個人タクシーも大体は切ってるんじゃないですかね。ラジオとか点けない分、お客さんによってはイヤホンで音楽や動画を見ている方もいますよ。」
「僕はラジオとか流れてた方が気が紛れていいと思いますけどね。せっかくなので点けてもらってもいいですか?」
「点けますか?どの局にします?AM?FM?」
「じゃあFMでお願いします。」
「はい、わかりました!FMのどれにしますか?bayFM?TOKYO-FM?」
「じゃあTOKYO-FMで。」
ラジオを準備してくれる運転手さんはなぜか楽しそうだったことを覚えている。あの日なんの音楽かは忘れたけれど、曲に合わせて運転手さんがハンドルでリズムを取っていたことが忘れらない。無音って神経を使うのだろう。あの日以降、僕はタクシーに乗る度にラジオを点けてもらうようにしている。FMを聞いたりAMを聞いたり。
次に気になったのは、会社タクシーか個人タクシーの違いについてだ。
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*引用/参考資料
・タクシーの運転手さん
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"単管バリケード"を探そうVol.1 / 日常の特別 / カエル・いるか・キティちゃん etc...
生活をしている中で、少し遠出をして旅行に出かけたり、デートで映画を見たり、家族で遊園地に行ったりと特別な場所で特別な物を見に行ったりする。そういう"特別"は生活する上ではすごく大切で、日常をふと忘れられたり、明日からの活力をもらえたりする。
しかし、全く特別ではなく、むしろ生活に馴染みすぎていて目も意識も向けない物たちがいる。例えば、信号や電灯、歩道やガードレール、マンホールやポストなどがそれだ。それらはあるのが当然であり、"役割"を重視してしまう関係で"形"に目を向けることもなかなかできない代物達だ。けれど、その"当たり前"の物にもしっかりとエンターテイメント性や人々を楽しませる要素があることに気づいてほしい。もちろんそいつらは自分の役割をしっかりと全うしていることも忘れないでほしい。
工事現場などでよく見かける柵。この子達にもしっかり名前があって「単管バリケード」という。
単管バリケードは、単管パイプという鉄パイプを使用したバリケードのこと。ひと昔前は「A」の文字を使用した簡易的な形だった。それが2006年頃から動物型などのキャラクターバリケードが登場してくる。その始まりは、保安安全用品の販売やレンタル事業を行っている「仙台銘板」。仙台銘板の旭川営業所が、大人気動物園"旭山動物園"に便乗する形で開発・作成したのだという。最初のキャラクターはサル型だった。さすが仙台銘板の理念「人に優しい(セーフティ)」「地球に優しい(エコロジー)を唱っていることだけはある。
今では仙台銘板だけでなく色々な会社からもキャラクターバリケードが登場しており、カエルやイルカ、ウサギや人型の物まで様々ある。沖縄に行けばシーサー型、群馬に行けばぐんまちゃん型などもあるんだから便乗の仕方がなかなかすごい。
photo: 街角図鑑 - 三土 たつお
基本的なバリケードの仕様は、キャラクター部分が横幅40-50cm、高さ70-80cm。スタンドと呼ばれる部分がキャラクターなどの部分になっており、その上下にクランプと呼ばれる約4mのパイプを支える部分がある。もちろんかわいい形だけでなく役割もしっかりしており、キャラクターの目や耳が反射板になっていて、夜に車の光が当たると光る仕様になっている。これで安全面もばっちりだ。
読者の皆さんもきっとどこかで見たことあると思うが、見ると工事現場の雰囲気を和やかにしていることがわかる。それは工事の受注業者も同じで、工事発注の権利を手に入れるために、工事予算だけでなく工事のイメージを上げることもポイントになるとのことで、キャラクター型バリケードが頻繁に使われるのだという。
今回はこれまでmonokannが出会った単管バリケードを幾つかご紹介。先に載せた物から。
黄緑色のカエル・・・ケロガード(片桐機械株式会社)
→爽やかな黄緑色にちょっと間抜けな目。目が反射板になっていて光るぞ。出会いは渋谷駅。
青色イルカ・・・いるかガード(仙台銘板株式会社)
→イルカが跳ねてジャンプするように楽しげな表情が忘れられない。福岡空港で出会った。
キティちゃん・・・キティちゃんガード(仙台銘板株式会社)
→この前僕の知り合いが「キティちゃんは仕事を選ばない」って言っていて至極納得した。出会ったのは新宿駅前。
ピンクくまさん・・・セーフティースタンド"クマ"(三甲株式会社)
→ちょっと鼻が大きすぎる気がしないかい。。。こちらも新宿駅での出会い。
黄色のトラさんと茶色のたぬきさん・・・セーフティースタンド"トラ""タヌキ"(三甲株式会社)
→こちらも三甲の物。あとパンダもあるぞ!彼らは埼玉県富士見市でお目にかかった。
工事現場のお兄さん・・・人型安全単管バリケード"セフティファースト"(グリーンクロス)
→「工事していてご迷惑をおかけしております。」と言わんばかりの穏やかな表情が誠実さを醸し出している。先日の記事、長崎・出島で出会ったお兄さんだ。
僕が今のところ写真に収められているのは今回の7種。どれも心に刺さる表情をしていたり、楽しさを感じたり、馴染みがあったりする。これからも生活する中で出会ったら、写真に収めていきたい。読者のみなさんも日常で出会っている物にふと意識を向けてみると、きっと楽しい発見があるはずだ。そして、キャラクター単管ガードレールに出会ったら、ぜひ僕に教えてほしい。一緒に全コンプリートを目指しませんか?
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*引用/参考資料
・新種発見! キリン、ゾウ、イルカもいるよ|上越タウンジャーナル
・仙台銘板
・工事現場にいる、かわいい動物の単管バリケードいろいろ - NAVER まとめ
・asahi.com(朝日新聞社):工事現場にシカ、サル、カエル 心和む動物型バリケード - 列島こんな話
・街角図鑑 - 三土 たつお(実業之日本社 / 2016/4/28)
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軍艦島へ別れ / 再来の決意 / "ふるさと"について
ゆっくりゆっくり、スルメを噛みしめるように船に戻っていこう。顔みたいだから挨拶をした。
当時使われていたクレーン跡。
同じ道を歩いていても、行きと帰りで見える景色が変わったり、行きでは気づかなかった物に帰りは気づいたりする。一度の経験で知ったかをしてはいけない。色々な見方をしてやっとわかることがある。
別れの切なさよりも、再来を決意して。
1秒1秒は同じに流れているはずなのに、この時は時間が止まっていたような感覚があった。
海と波と軍艦島。
船に乗っている乗客の中で、僕が一番最後まで軍艦島から目を離さなかったと自負したい。またね。
帰りの道中、三菱重工業が「おかえり」と迎えてくれた。
陸へ戻ることへの不思議な安心感を感じていた。人間が作る物は本当に素晴らしいと思う。
これにて長崎の旅も終わり。ちんちん電車はいつまでもなくならないでほしい。
最後に、「長崎くんち"じゃ踊り"」の龍にご挨拶をして、これにて終い。
海があって、陸があって。海の物を食べて、陸の物を食べて。海を眺めて、陸を眺めて。人間は海から生まれたというけれど、大概の時間は陸で育った。そう思うと、故郷は海なのだろうか陸なのだろうか。僕は海を眺めることは好きだけれど、海水浴は好きではない。かといって、ずっと陸だけで過ごしていると、たまに海が見たくなる。体は矛盾しているように思う。お父さんとお母さんがいるように、海と陸もそんな役割なのだろうか。端島は周りが海に囲まれる中で、陸の上に城を気づいた。では、そこに住んでいた人が懐かしさを感じるのは、海を見た時か、陸を見た時か。
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*引用/参考資料
・【昔の写真】まだ人が住んでいた頃の軍艦島【当時の生活】 - NAVER まとめ
・軍艦島 ~ 日本最古の鉄筋コンクリート建築・30号棟 : アトリエ隼 仕事日記
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第2〜第3見学場 / 島に建物がある風景 / 制限のおもしろさ。
続いて軍艦島・第2見学広場へとやってきた。
ここには倉庫と総合事務所があった。レンガの赤色が何か心に訴えかける。
と、思いふと海側を見ると瓦礫の山。おそらく修繕などをする際にこういった場所に集めたのだろう。
それでは最後に第3見学広場へと向かおう。右側のちょっと背の高い、空洞の空いた建物は「巻揚げ機」だ。炭鉱から掘り出した物を表に運ぶ役割。上には灯台がたたずみ、あの灯台の下には児童公園があった。
左の小さな穴が、炭鉱へと続くトンネルだ。入りたい。
少し進むと、また四角く大きな建物がお出迎え。この辺りは鍛治工場や仕上工場、倉庫や社宅住宅などがある。大口を開けて僕を呼んでいるみたいだ。
こちらが仕上げ工場。一番後ろでちんたらやっていたら、団体は先へ行ってしまっていた。
一番端から見る端島の光景。どんな人が生きて、どんな生活があったのだろうか。
こちらはプールだったという。海が目の前にありながらプールで泳ぐなんて、なんともいえない優雅さと抑制感がある。
第3見学広場へとたどり着いた。左の細長いのが31号棟、右が30号棟。30号棟は日本最古の鉄筋コンクリート製建築と言われている。軍艦島の長と言っても過言ではない。
世界の中でも小さな島国"日本"は、ユーラシア大陸から離れたことで、独自の文化を形成してきた。けれど、更に日本の中の"とある島"で、数千人が住む世の中があった。それはある種一つの"国"とも言え、独自の感性や文化が産まれてもおかしくはない環境だ。あらゆる物を受け入れることで発達することも素晴らしいけれど、僕はある程度の制限や制約がある環境の方が、広い意味での「おもしろさ」が発達しやすいのではないかと思う。なんでも取り入れようとすることは重要だ。けれど、今自分たちが持つ資源の中で新しい物を考えることの方が僕は重要なように思う。
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*引用/参考資料
・【昔の写真】まだ人が住んでいた頃の軍艦島【当時の生活】 - NAVER まとめ
・軍艦島 ~ 日本最古の鉄筋コンクリート建築・30号棟 : アトリエ隼 仕事日記
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軍艦島上陸!! / 憧れの65号棟 / 今へ繋がる歴史たち
それでは、軍艦島上陸。
僕も行ってから知ったのだけれど、軍艦島上陸ツアーはすべての箇所を見学できるわけではなく、外側1/4ぐらいのエリアに絞られる。なかなか残念だけれど、長崎県の大切な遺産を守るためしょうがないことだと納得はした。テレビやメディアの取材では、許可が降りれば別のエリアもいけるみたいなので、僕も取材陣として訪れたいと思う。なんといってもコの字型の65号棟は特に挨拶してみたい。
まず上陸すると、「第1見学広場」へと向かう。その間、まずはブロワー室がお出迎え。
ブロワー室の中は瓦礫の山となっていた。
もう少し進むと、貯炭場が広がり、上には3号棟が見える。
奥には夢にまで見る65号棟。その右の白い建物が70号棟と71号棟。70号棟は端島小・中学校、71号棟は体育館だった。
軍艦島を見下ろすようにたたずむ3号棟。
嬉しくって写真を撮ってもらった。見学者はカードをぶら下げよう。
改めて全体像。あの奥に行きたい。
第1見学広場の反対には、選炭棟もあった。それでは、第2見学広場へ進んでいこう。
20代前後は、その瞬間その瞬間だけを見ていて、今が昔と繋がっているなんて考えることができていなかった。でも徐々に人は繋がって進んできたから、今があって、時代ができたのだと思うようになった。近いところで言えば、母親が僕を産んでくれてた前にも、祖母が母親を産んで、曽祖母が祖母を産んで、と繋がった歴史があった。軍艦島にも当時住んでいた方、ここで亡くなった方、ここで産まれた方、そのご子息方が大勢いる。小学生の頃、僕は社会が大の嫌いだったのだけれど、そういう感情が篭った理解ができれば、どんどん歴史を掘り下げたくなれると思う。僕が感じる1秒と同じように、その当時生きていた人たちの1秒を感じるために。
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*引用/参考資料
・【昔の写真】まだ人が住んでいた頃の軍艦島【当時の生活】 - NAVER まとめ
・電気屋的・廃墟見学会 端島(軍艦島)編 70号(端島小中学校)その1
・電気屋的・廃墟見学会 端島編(軍艦島)編 71号(体育館)
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